|  
  
  
   
   
   
   
   
   
  | 
| 今回は1点指示(基準点指示)ではなく2点指示をして作図を行う事を考えてみます。バッチファイルは前回の「1点指示・メモ帳起動.bat」を変更して使います。メモ帳やスクリーンエディタ等で「1点指示・メモ帳起動.bat」を開いて下さい。 
 
これを以下のように変更します。
|  | 
| 1点指示・メモ帳起動.bat |  
| REM 1点指示してメモ帳を起動しJWC_TEMP.TXTを開く REM #jww
 REM #cd
 REM #zs
 REM #0配置点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #e
 start /w notepad JWC_TEMP.TXT
 |  |  
 
名前を付けて保存を行い、ファイル名を「2点指示・メモ帳起動.bat」に変更して保存します。
|  | 
| 2点指示・メモ帳起動.bat |  
| REM 2点指示してメモ帳を起動しJWC_TEMP.TXTを開く REM #jww
 REM #cd
 REM #zs
 REM #0始点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #1終点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #e
 start /w notepad JWC_TEMP.TXT
 |  |  
 
Jw_cad を起動し、メニュー→その他→外部変形
| 「hp1」 ・・・
 「hp99」
 | 指示点の書き込み(1〜99) 0は原点なので無し 書式:hp1 x1 y1
 〜 hp99 x99 y99
 |  「ファイル選択」画面でフォルダ「Gapp」を指定し
 「2点指示・メモ帳起動.bat」を指定
 「始点を指示して下さい。(L)free (R)Read」
 (画面上部に表示されます)
 「終点を指示して下さい。(L)free (R)Read」
 (画面上部に表示されます)
 コマンドプロンプト画面が表示されてメモ帳が起動されます。
 
 
ここで「hp1 27858.65237366 8922.05206738132」が追加されているのが分かりますが、これが終点座標となります。始点座標は #0 で指定していますので(0,0)として扱います。
|  | 
| hq hk 0
 hs 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 1
 hzs 1189 841
 hcw 2 2.5 3 4 5 6 7 8 9 10
 hch 2 2.5 3 4 5 6 7 8 9 10
 hcd 0 0 0.5 0.5 0.5 1 1 1 1 1
 hcc 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5
 hn 45884.8392036754 -25491.5773353752 45884.8392036754 -25491.5773353752
 hp1 27858.65237366 8922.05206738132
 lg0
 ly0
 lc2
 lt1
 cn2
 cn"$<MS ゴシック>
 #
 |  |  
 まずは2点を結ぶ線を作図してみます。
 冒頭の「hq」を消し、(0,0)から上記のhp1の座標への線データ作図を行わせるよう変更します。
 
 
という具合に書き換えてメモ帳を終了&上書き保存します。Jw_cad に戻ると2点を結ぶ線が描かれているのが分かると思います。
|  | 
| hk 0 hs 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 1
 hzs 1189 841
 hcw 2 2.5 3 4 5 6 7 8 9 10
 hch 2 2.5 3 4 5 6 7 8 9 10
 hcd 0 0 0.5 0.5 0.5 1 1 1 1 1
 hcc 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5
 hn 45884.8392036754 -25491.5773353752 45884.8392036754 -25491.5773353752
 hp1 27858.65237366 8922.05206738132
 lg0
 ly0
 lc2
 lt1
 cn2
 cn"$<MS ゴシック>
 #
 0 0 27858.65237366 8922.05206738132
 |  |  点の数を増やしたい場合は、
 
 
と増やしていけば良いです。最大 #99 まで指定出来るとの事です。しかし 100行も同じような文字を書くのも面倒なので以下のように省略する事が出来るようになっています。
|  | 
| REM #2第3点を指示して下さい。(L)free (R)Read REM #3第4点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #4第5点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 ・
 ・
 ・
 |  |  
 
このように記述すると
|  | 
| REM #0始点を指示して下さい。(L)free (R)Read REM #1次の点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #99#
 |  |  
 
のように表示&点の指示を行う事が出来るようになり、No.99 まで指示する事が出来るようになります。「No.〜」が自動的に追加されますが #0、#1 でも同じように表示したい場合は
|  | 
| 始点を指示して下さい。(L)free (R)Read ↓
 次の点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 ↓
 No.2 次の点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 ↓
 No.3 次の点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 ↓
 ・・・
 |  |  
 
のように「%d」と記述する事が出来ます。
|  | 
| REM #0%d 始点を指示して下さい。(L)free (R)Read REM #1%d 次の点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #99#
 |  |  
 
 2点間の線を作図したい場合には、やはり仮線を表示したいですね。という訳で、バッチファイルを変更して、仮線を表示出来るようにしてみます。#0 からは仮線を付ける事は出来ませんので、#1と#2を使うよう変更し、#1から#2へ仮線を引きたいので「#1-」と指定します。
 
 
名前を付けて保存を行い、ファイル名を「2点指示仮線付・メモ帳起動.bat」に変更して保存します。メニュー→その他→外部変形
|  | 
| 2点指示仮線付・メモ帳起動.bat |  
| REM 2点指示(仮線付)してメモ帳を起動しJWC_TEMP.TXTを開く REM #jww
 REM #cd
 REM #zs
 REM #1- 始点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #2 終点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #e
 start /w notepad JWC_TEMP.TXT
 |  |  「ファイル選択」画面でフォルダ「Gapp」を指定し
 「2点指示仮線付・メモ帳起動.bat」を指定
 「始点を指示して下さい。(L)free (R)Read」
 (画面上部に表示されます)
 「終点を指示して下さい。(L)free (R)Read」
 (画面上部に表示されます)
 コマンドプロンプト画面が表示されてメモ帳が起動されます。
 
 
「hp1-」の座標値が始点の座標値、「hp2」の座標値が終点の座標値となります。冒頭の「hq」を消して最後にhp1 と hp2 の座標を追記します。
|  | 
| hq hk 0
 hs 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 1
 hzs 1189 841
 hcw 2 2.5 3 4 5 6 7 8 9 10
 hch 2 2.5 3 4 5 6 7 8 9 10
 hcd 0 0 0.5 0.5 0.5 1 1 1 1 1
 hcc 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5
 hn 0 0 0 0
 hp1- -45884.8392036754 25491.5773353752
 hp2 -22578.2542113323 15841.1944869832
 lg0
 ly0
 lc2
 lt1
 cn2
 cn"$<MS ゴシック>
 #
 |  |  
 
メモ帳を終了&上書き保存します。Jw_cad に戻ると2点を結ぶ線が描かれているのが分かると思います。
|  | 
| -45884.8392036754 25491.5773353752 -22578.2542113323 15841.1944869832 |  |  「hp1」ではなく「hp1-」と書き出されますので注意して下さい。
 
 連続点指示でも仮線を表示させる事が出来ます。
 
 
|  | 
| REM #1- 始点を指示して下さい。(L)free (R)Read REM #2- 次の点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #99#
 |  |  
|  | 
| REM #1-%d 始点を指示して下さい。(L)free (R)Read REM #2-%d 次の点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #99#
 |  |  
 また、「#1-」を「#1/」と変える事により、初期設定が15°毎の仮線表示にする事が出来ます。(※角度の初期値は軸角設定に影響されますので注意)
 
 
|  | 
| REM #1/ 始点を指示して下さい。(L)free (R)Read REM #2 終点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 |  |  
|  | 
| REM #1/ 始点を指示して下さい。(L)free (R)Read REM #2/ 次の点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #99#
 |  |  
なお、書き出されるデータは「hp1-」「hp2-」・・・です。
|  | 
| REM #1/%d 始点を指示して下さい。(L)free (R)Read REM #2/%d 次の点を指示して下さい。(L)free (R)Read
 REM #99#
 |  |  
 
 2点を指示したいという場合の用途は、2点間を結ぶ以外にも、2点間の距離を算出したい場合、2点間の角度を算出したい場合、その他、それら算出した値を利用して何らかの作図等を行うという事が有り得ます。「線分の計算」等のページで記載していますので参考にされて下さい。
 
 
 
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