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【Jw_cad 外部変形】1点指示をして作図(3)
前回の続きで、線・円円弧・楕円楕円弧・文字以外の図形を作図する事を考えてみます。バッチファイルは前回と同じく「1点指示・メモ帳起動.bat」をそのまま使います。
 
まずは点の作図を行ってみます。
「pn」 点の線色番号
 書式:pn○

「pt」 点データ
 書式:pt x y
    x,y:配置座標
 
Jw_cad を起動し、「メニュー→その他→外部変形」→「1点指示・メモ帳起動.bat」を選択・実行します。

「ファイル選択」画面でフォルダ「Gapp」を指定し
「1点指示・メモ帳起動.bat」を指定

「配置点を指示して下さい。(L)free (R)Read」
(画面上部に表示されます)

コマンドプロンプト画面が表示されてメモ帳が起動されます。冒頭の「hq」を消し、作図する内容を記述します。指示した位置に点種3(点の線色番号3)の点を作図してみます。
hk 0
hs 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 1
hzs 1189 841
hcw 2 2.5 3 4 5 6 7 8 9 10
hch 2 2.5 3 4 5 6 7 8 9 10
hcd 0 0 0.5 0.5 0.5 1 1 1 1 1
hcc 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5
hn 40604.4410413476 -20029.0964777948 40604.4410413476 -20029.0964777948
lg0
ly0
lc2
lt1
cn10
cn"$<MS ゴシック>
#
pn3
pt 0 0
メモ帳を終了&上書き保存し、Jw_cad に戻って作図が行われている事を確認して下さい。

点が少し見難いので、点を大きく表示したい場合には、「メニュー→設定→基本設定」の[色・画面]頁にて、「□実点を指定半径で画面に描画」にチェックを入れ、プリンタ出力要素の線色3の点半径の数値を大きくしてみて下さい。

[OK]をクリックすると以下のように表示されます。

 
次に点マーカーの作図を行ってみます。
「pt」 点マーカデータ
 書式:pt x y bai ang cod
    x,y:配置座標
    bai:倍率(標準 1)
    ang:角度[°]
    cod:マーカコード
 マーカーコード
   1:blancked arrow 2:blancked box
   3:blancked dot 4:dimension origin
   5:filled box 6:filled arrow
   7:filled dot 8:integral symbol
   9:Open Arrow 10:slash
   11:unfilled arrow
   -1:asterisk -2:circle -3:dot -4:plus
   -5:square -6:triangle -7:X
点マーカーは Jw_cad がSXF対応のために拡張された機能です。
 
上記と同様に操作し、配置点を指示し、
pn4
pt 0 0 1 0 -1
と記述します。すると、点マーカー:アスタリスク(*)が作図されます。

↓拡大表示します

点マーカーはSXF仕様になっていますので大きさは固定となっていますから、点データのように「基本設定」の[色・画面]頁で線色の点半径の値を変更しても大きさは変わりません。大きさを変えたい場合は、倍率指定を行う事で可能です。後で変更する場合は、移動等のコマンドで倍率指定を行い、作図属性で「□点マーカも倍率」にチェックが入っていれば可能です。
 
 
次は、属性の指定です。
「z1」 ハッチ属性
 書式:z1

「z2」 図形属性
 書式:z2

「z3」 寸法属性
 書式:z3

「z4」 建具属性(包絡処理対象外の指定)
 書式:z4

「z5」 建具属性(包絡処理対象 の指定)
 書式:z5
線などを作図する際に、これら属性を付加したい場合に利用出来るようです。データ1つ1つの直前に付加するようです。上記と同様に操作し、配置点を指示し、
0 0 5000 0
5000 0 5000 5000
5000 5000 0 5000
0 5000 0 0
lc3
z1
0 1000 5000 1000
z1
0 2000 5000 2000
z1
0 3000 5000 3000
z1
0 4000 5000 4000
と記述します。

↓ 範囲選択を行い、[属性選択]で
↓ 「ハッチ属性指定」にチェック

↓ハッチ属性だけが選択されます

なお、要素データ選択をして書き出しデータに属性の書き込みを行いたい場合は、バッチファイル指定で
「REM #zz」ハッチ・図形・寸法・建具属性の書き込み
を行う必要があります。
 
 
次は、寸法図形の指定です。バッチファイルで「REM #jww」指定をしている場合に書き出されます。寸法図形ではない寸法線の場合は、上記の「寸法属性」を付加した線等で表現されます。といってもここでは「SXF対応拡張寸法図形」の指定は出来ない様子です。「msg」の次の行に寸法値線の線データと寸法値の文字データを記述します。
「msg」 寸法図形データ
 書式:msg
    x1 y1 x2 y2
    cs x1 y1 x2 y2 "寸法値
上記と同様に操作し、配置点を指示し、
lc5
lt3
cn0 30 30 2 6
msg
0 0 10000 0
cs 3000 0 10 0 "10m
pn5
pt 0 0 2 180 6
pt 10000 0 2 0 6
0 0 0 -5000
10000 0 10000 -5000
と記述します。寸法図形「msg」での寸法値「cs」では文字の基準点モード「cc」は有効にならないようです。中央配置したい場合は、外部変形プログラムを作成する際には、文字幅・文字間隔の値から計算をして中央配置状態になるようにしないといけない様子です。寸法の端点の黒丸や矢印、寸法補助線(寸法引出線)は別途作図させています。

↓パラメトリック変形をしてみます



 
 
次に曲線データの作図を行ってみます。DOS版JW_CADでは必ず連続線でなければならない=曲線でなければならない、というような制約があったように記憶していますが、Windows版の Jw_cad では、そのような制約はありません。離れていても1つの曲線データとして扱えますので、グループ化のように扱えます。(※但し、多くなると選択動作が遅くなってしまうという事と、かなり多すぎるとおかしな動作をしてしまう事が確認されていますので注意が必要です)
「pl」 曲線データ
 書式:pl
    x1 y1 x2 y2
    x2 y2 x3 y3
    x3 y3 x4 y4
    #
のように説明書には記述されています。
上記と同様に操作し、配置点を指示し、
pl
0 0 10000 10000
10000 0 0 10000
#
と記述します。

↓範囲選択で線1本を右クリックします

線2本とも選択されるのが分かります
 
試しに円の作図も行ってみましたが、残念ながら、曲線データ化は行われませんでした。
 
 
説明書の書き出しデータの章では、ブロック図形データについての記述がありますが、範囲選択をしてブロック図形があればそのブロック図形データ情報(位置・名前)を書き出す、という機能はありますが、ブロック図形データの読み込みは対応していないので、ブロック図形の位置を変更したり、ブロック図形データを作図したり、という事は出来ない様子です。なお、バッチファイルで「REM #jww」指定をしている場合に書き出されます。
「BL」 ブロックデータ
 書式:BL x y "ブロック名
    x,y:配置座標
 
 
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