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DelphiXE3 [FMX] 円形つまみ効果(PinchEffect)2013/11/30
 
前回は [Effects]内の「縞螺旋効果」(BandedSwirlEffect)について見てみました。次は同じく [Effects]内の「円形つまみ効果」(PinchEffect)を見てみます。
 
 
[Effects]内
FMX
 
ヘルプより。
TPinchEffect は、ビジュアル オブジェクトのテクスチャの円形領域をつまむ効果を作成するためのクラスです。詳細は、「TImageFXEffect」および「FireMonkey の画像効果」を参照してください。
 
円形領域の中心は Center プロパティで指定します。円形領域の縦横比は AspectRatio プロパティでカスタマイズできます。つまんだ領域を巻く量は Strength プロパティで設定できます。円形領域の半径は Radius プロパティで指定します。
 

 
AspectRatio
ピンチ範囲の幅と高さ間の割合を示します。
AspectRatio は System.Single 値で、0.50 から 2.00 の範囲の値を取ります。
AspectRatio が変更された場合、ピンチ範囲の幅は一致に保たれ、高さの方が変更されます。
AspectRatio が明示的に設定されていない場合、1.50 に等しいと見なされます。
Center
回転範囲の中心を示します。
Center は、TPointF 値です。Center に、X および Y の座標と一緒に TPointF 値を割り当てるか、次のように PointF 関数を使用します:
 
PinchEffect1.Center := PointF(0, 0);
 
Center が明示的に設定されていない場合、[150,150] に等しいと見なされます。
Radius
ピンチされた範囲の半径を示します。
 
Radius は System.Single 値で、0.00 から 1.00 の範囲の値を取ります。
 
Radius は、回転範囲の明確な半径を計算するのに使用されます。これは、入力されたイメージのサイズによって変わります。回転の範囲の半径は、AspectRatio プロパティによって変わります。
 
Radius が明示的に設定されていない場合、0.25 に等しいと見なされます。
Strength
ピンチしている際、適用されるねじりの量を示します。
 
Strength は System.Single 値で、0.00 から 20.00 の範囲の値を取ります。
 
Strength が明示的に設定されていない場合、10 に等しいと見なされます。
Trigger
トリガ条件を保有するプロパティ。
それぞれのトリガ条件は、プロパティ名、等号記号、トリガ値で構成されます。すべての組み込みトリガはブール値です。したがって、それらの値は True または False でなければなりません。 例:
IsMouseOver=true;IsPressed=false
トリガの値を設定は、 オブジェクト インスペクタで最も簡単に行えます。
トリガ説明
IsDragOverコントロールがドラッグされている(マウス ボタンがクリックされ、かつ押されたままになっている)際に、効果を発生させます。
IsFocusedコントロール上にフォーカスがある際に、効果を発生させます。
IsMouseOver マウスがコントロールの上を通過した際に、効果を発生させます(HitTest が True に設定されている必要があります)。
IsVisibleコントロールが画面上に表示されている際に、効果を発生させます。
その他の組み込みトリガには、以下のものがあります。
・IsActive(TCustomForm)
・IsChecked (TMenuItem)
・IsOpen (TEffect)
・IsPressed (TCustomButton)
・IsSelected(MenuItem、TTabItem、TListBoxItem、TTreeViewItem)
効果トリガに関するさらなる情報については、「FireMonkey の画像効果」の「効果のトリガ」を参照してください。
 
それでは少し試してみます。
 
まずはフォーム上にボタンを配置します。
効果の中心点は [150,150] との事ですから、300×300ドットの大きさにします。

本コンポーネントを配置し、構造ビューでドラッグしてボタンの子になるようにします。

Strength を 「1」にしてみました。
Strength を 「2」にしてみました。
Strength を 「3」にしてみました。
Strength を 「4」にしてみました。
Strength を 「5」にしてみました。
Strength を 「8」にしてみました。
 
次に、これまでの説明と同様の画面で試してみます。
 
ボタン、チェックボックス、ラベル、イメージ(Image)、RoundRect等を配置します。イメージには、BMPファイル、透過付PNGファイルを指定します。背景色が白色だと分かりにくいかもしれないので、Gray色にしておきます。

各コンポーネントにそれぞれ、本コンポーネントを子としてみます。

各コンポーネントに効果が掛けられます。
効果の中心点が標準状態で [150,150] となっているため、とりあえずこれをプログラム開始時に [40,10] にするようにします。
procedure TForm1.FormShow(Sender: TObject);
var
 i : integer ;
 t : TComponent ;
begin
 for i := 1 to 9 do begin
  t := FindComponent('PinchEffect'+IntToStr(i));
  if (t <> nil) then
   TPinchEffect(t).Center := PointF(40,10) ;
 end;
end;
トラックバーを操作することにより Strength を 変更させるようにしてみます。トラックバーの変更イベントハンドラを以下のように記述します。トラックバーのMin・Maxには、0、20、を指定しておきます。
procedure TForm1.TrackBar1Change(Sender: TObject);
var
 i : integer ;
 t : TComponent ;
 v : Single ;
begin
 v := TrackBar1.Value ;
 for i := 1 to 9 do begin
  t := FindComponent('PinchEffect'+IntToStr(i));
  if (t <> nil) then
   TPinchEffect(t).Strength := v ;
 end;
end;
保存・コンパイル・実行を行います。

Strength=「0」状態です










 
 
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