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BASIC画面で、変数への代入や式の直接入力をやっていると、作業中に画面を消してしまったりすると、また1からキー打ち直しをしなければなりません。式が簡単な場合はともかく、ややこしい式だったりすると結構大変です。そこでプログラムの登場です!変数への代入や式の計算、結果表示などを、プログラムにしておけば、画面が消えたとしても、PCの電源をオフにしたりプログラムを消す作業をしない限り、パソコンはずっと覚えています。また、プログラムをフロッピーディスク等に保存しておけば、後でそれを読み込む事により何度でも利用する事が出来ます。
※パソコンがメモリに覚えているプログラムは、パソコンの電源を切ったり、リセットスイッチを押したり、MS-DOSプロンプト実行の場合には「SYSTEM」でDOSに戻ったりすると、消えてしまいます。
プログラムにするには、変数への代入や、式の計算、等の前に、行番号を空白を付けます。前頁の例でいくと、
↓
10 A=COS(45/180*3.141593)
20 B=SIN(30/180*3.141593)
30 PRINT 75*A+100*B+25 |
という感じです。行番号は、10,20,30,でも 1,2,3,でも 100,200,300,でも構いません。行番号は、小さい数字から大きい数字の順に実行されます。プログラムを打ち込んだ後は、
と入力したら、プログラムを実行する事が出来ます。また、プログラムのリスト(内容)を確認するには、
と入力します。そのまま矢印キーで修正したい所へカーソルを持っていって、内容を変更し、改行キーを押すと、プログラムを修正出来ます。プログラムを修正したい場合には、
と入力すると、[ROLLUP]キー、[ROLLDOWN]キーで画面をスクロールさせながら編集出来ますので、これを使う方が楽な場合があります。
上記プログラムを打ち込んで、RUNすると、一番上から下に向かって1行ずつプログラムが実行されていきます。
1)変数の代入 A=COS(45/180*3.141593)
2)変数の代入 B=SIN(30/180*3.141593)
3)計算結果を表示 PRINT 75*A+100*B+25
せっかく作ったプログラムでも、電源を切ったりリセットをすると、消えて無くなってしまいます。その前にディスクに保存しましょう。
カレントドライブのカレントディレクトリにそのまま保存する場合は、
のように入力します。
Cドライブに保存する場合は、
のように入力し、別のディレクトリ(フォルダ)に保存する場合には、
SAVE "D:\BASIC\SAMPLE01.BAS" |
のように入力します。OSやシステムによってドライブ名やファイル名の制限が異なりますので御注意下さい。
(DiskBASICの場合には、ドライブ名は、A,B,C,ではなく、1,2,3,になり、ディレクトリ(フォルダ)の概念はありません)
ディスクにどんなファイルを保存したのかを確認するのは、MS-DOSで「DIR」、Windows95ならエクスプローラで確認は出来ますが、BASIC上では、
で入力するとファイル一覧が表示されます。これもファイルの保存の時と同様に、Cドライブの内容を見る時には
のように入力し、別ディレクトリ内のファイル一覧を表示する時には、
のように入力します。
ディスクに保存したプログラムを呼び出すには、
のように入力します。Cドライブから呼び出す場合は、
のように入力し、別のディレクトリ(フォルダ)から呼び出す場合には、
LOAD "D:\BASIC\SAMPLE01.BAS" |
のように入力します。
のように入力すると、SAMPLE01.BASをディスクから呼び出した後、自動的にこのプログラムを実行します。
なお、MS-DOSからN88BASIC(86)(MS-DOS版)システムを起動し、自動的にプログラムを呼び出して実行させるには
N88BASIC /T:RUN "SAMPLE01.BAS" |
のようにバッチファイルに記述したりします。 |
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バッチファイル
BASIC
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