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この章では線幅について考えます。前節「線種と線幅」で述べた通り、Delphiで線幅を表現するには、Canvasの Pen.Widthプロパティにドット値で指定します。0指定は 1指定と同じです。CADでは通常、線幅もmm値で指定しますので、mm-dot変換を掛けて、Canvasの Pen.Widthプロパティに入れますが、線をどんどん拡大表示していくと、線幅もどんどん大きく見えて行きますので、最大限、何ドットまで表示するかも抑えておきます。
線幅に「0 mm」を指定すると、一番細い線幅(1dotの線幅)を持つ、という事にします。
Pen.Styleで線種を表現する場合、Pen.Widthプロパティは0又は1の値でなければなりません。つまり、簡易表示の際には、線幅=0 として画面表示を行う事になります。
詳細表示は、線種の線分(実線)を1つ1つ表示させていますので、線幅をそのまま指定すればOKです。
線種や線幅を指定した通りに表示すると、要素数が多くなればなるほど、遅くなってしまいます。通常の作図作業の際は、なるべく速く表示して欲しい場合があります。これに対応するため、表示メニューに「簡易表示モード」と「詳細表示モード」を設けて、簡易表示モードの際は、線種=簡易表現・線幅=0として表示するようにします。
取りあえず、ここまでのサンプルプログラムです。
【サンプルプログラムのソース】
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