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DelphiXE3 [FMX] 選択四角形(Selection)2013/12/29
 
前回は [Shapes]内の「吹き出し四角形」(CalloutRectangle)について見てみました。今回は、同じく[Shapes]内の「選択四角形」(Selection)について見てみます。
 
 
[Shapes]内
FMX
 
ヘルプより。
TSelection は、移動やサイズ変更が可能な 2 次元矩形オブジェクトを定義します。TControl を継承しており、コントロールを作成するためにスタイルで使用できます。
 
TSelection オブジェクトの倍率 Scale を使用すると、選択オブジェクトの矩形の座標をローカルの座標軸に従って比例的に変更できます。拡大/縮小時には、選択矩形が移動され、そのサイズが変更されます。選択オブジェクトの回転軸 RotationCenter と回転角 RotationAngle を使用して、選択矩形のサイズや位置を変更することもできます。
 
Paint メソッドでは、TSelection の画像をレンダリングします。Paint では、コントロールが有効かどうか、ゾーンがホット(カーソルが上にある)かどうかなどの条件に応じて、選択輪郭を描画する描画ペンと背景を塗りつぶすブラシの特性を内部的に定義します。
 
TSelection 矩形のサイズを変更するには、4 つのグリップ コントロールを使用できます。グリップ コントロールは、マウス ポインタを上に置いたときに、選択矩形の角に小さい円として表示されます。
 


 
GripSize
(※ヘルプ記載無し)
選択四角形の四隅に表示されるグリップ円の大きさ。
入力範囲:1〜20
デフォルト:3
HideSelection
(※ヘルプ記載無し)
Trueにすると非表示になる。
デフォルト:False
MinSize
(※ヘルプ記載無し)
選択四角形の最小の大きさ。
入力範囲:1〜
デフォルト:15
ParentBounds
(※ヘルプ記載無し)
Trueにすると、選択四角形をドラッグして移動する際、親クライアント領域を超えないようにする。(※グリップ移動は制限されない)
デフォルト:False
Proportional
(※ヘルプ記載無し)
Trueにすると、グリップ移動による選択四角形リサイズの縦横比率が固定される。
デフォルト:False
 
 
というわけで、選択四角形(Selection)は、別段何もプログラミングしなくても、実行時、移動・拡大縮小が出来る図形です。フォーム上に選択四角形(Selection)を配置し、そのまま保存・コンパイル・実行をすると、

マウスでグリップをドラッグすると・・・


拡大縮小する事が出来ます。
また、選択四角形をドラッグすると・・・


選択四角形を移動する事が出来ます。
 
HideSelection プロパティは、おそらく、選択四角形を表示する必要がなくなった場合、及び、初期状態の選択四角形を表示しない状態の場合に、True にして非表示にしておく、というような意味合いなのでしょう。
 
お絵描きソフト・ドローソフト・CADソフトでは、従来から、作図した図形を選択する場合に、XORモードで長方形(ラバーバンド)を表示させて、選択した図形の色や線種等を変更したりグリップを付けたりして選択しましたよ、という確認表示を行なったりしますが、そういった場合の選択四角形表示に利用出来る、のかもしれません。
 
 
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