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| DelphiXE3 [FMX] 文字（Text）2013/12/24 |
前回は [Shapes]内の「扇形」（Pie）について見てみました。
今回は、同じく[Shapes]内の「文字」（Text）について見てみます。
[Shapes]内
| FMX |  |
ヘルプより。
| TText は 2 次元のテキスト オブジェクトを定義したものです。TControl を継承しており、コントロールを作成するためのスタイルで使用できます。 |
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HorzTextAlign
テキストを、水平方向の整列で、どのように表示するかを示します。
HorzTextAlign プロパティは、 TText コントロールを、水平方向の整列で、どのように表示するかを示します。HorzTextAlign は、次の値のいずれかを取ります：
taCenter (デフォルト)--テキストを水平軸上で、TText コントロールの真ん中に整列します。
taLeading--テキストを水平軸上で、TText コントロール中の一番上の位置に整列します。
taTrailing--テキストを水平軸上で、TText コントロール中の一番下の位置に整列します。 |
VertTextAlign
テキストを、垂直方向の整列で、どのように表示するかを示します。
VertTextAlign プロパティは、 TText コントロールを、垂直方向の整列で、どのように表示するかを示します。 VertTextAlign は、次の値のいずれかを取ります：
taCenter (デフォルト)--テキストを垂直軸上で、TText コントロールの真ん中に整列します。
taLeading--テキストを垂直軸上で、TText コントロール中の一番上の位置に整列します。
taTrailing--テキストを垂直軸上で、TText コントロール中の一番下の位置に整列します。 |
Stretch
コントロール内のテキストを、クライアント領域いっぱいに広げて表示するかどうかを示します。
Stretch プロパティを True を設定すると、テキストを TText コントロールのクライアント領域いっぱいに広げて表示することができます。Stretch プロパティを False に設定すると、テキストは通常どおりに表示され、引き伸ばし効果はありません。Stretch プロパティのデフォルト値は、False です。
ヒント： Stretch プロパティを True に設定すると、WordWrap プロパティの効果はキャンセルされます。 |
Text
TText コントロール内に表示されるテキストを示します。
Text プロパティは、TText コントロールで表示されるテキストを、設定および読み込みます。Text は、string 型です。 |
Trimming
WordWrap
TText コントロール内のテキストが、コントロールの幅より長くなった場合に、折り返すのかどうかを示します。
WordWrap を True に設定すると、TText コントロールを複数行テキストで表示することができます。WordWrap が True の場合、TText コントロール内に長すぎて入らないテキストは、右マージンで折り返され、追加行に続きます。
WordWrap が False の場合、テキストは、TText コントロールの単一行上に広がります。しかしこの場合、TText コントロール内に長すぎて入らないテキストは、途切れて表示されます。 |
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文字を表示するコンポーネントとしては、ラベル(Label)コンポーネントがありますが、少なくとも、そのまま配置して文字表示する、という処理において、どう違うのだろう？という疑問はあります。インターフェイスの違い（スタイル等の指定）はあるようですが、余り違いは無さそうです。
その中でも気になるのは、まず、Trimming プロパティでしょうか。
文字枠に対して、表示する文字内容が多くなった場合、文字をカット（トリミング）する処理が行われますが、それをどのようにするか、という事のようです。
Text プロパティを「Text1 TEXT1 text1」
HorzTextAlign プロパティを「taCenter」（デフォルト）、
WordWrap プロパティを「False」、とした場合、
Trimming ＝ ttNone
（デフォルト） |  |
| Trimming ＝ ttCharacter |  |
| Trimming ＝ ttWord |  |
となります。という訳で、
Trimming ＝ ttCharacter ＝ 文字単位のトリミング
Trimming ＝ ttWord ＝ 単語単位のトリミング
「...」＝省略記号
という事になりそうです。
まぁ、単語といっても、英単語であって、日本語には対応していないようです。というか、出来ないでしょうね。
次に、Stretch プロパティでしょうか。
何が気になるのか？何が「謎」なのか？というと、やはり、点線の文字枠です。上記と同じ条件の場合、
Stretch ＝ False
（デフォルト） | |
| Stretch ＝ True |  |
となります。
これを少し横に引き伸ばすと
のように表示されます。謎です。しかし、これはプログラム設計時だけの話で、実行時には表示されませんし、ClipChildrenプロパティを True にして、子コンポーネントを配置したとしても、文字表示領域外は表示されませんから実害は無さそうです。
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