DelphiXE3 [FMX]エディット(Edit)
2013/10/08
前頁で[Standard]内の「Memo」（メモ）について書きましたので次は、同じく[Standard]内の「Edit」（エディット；編集）です。
【Delphi2010の記事はこちら】
【DelphiXE3[VCLアプリケーション]の記事はこちら】
（ヘルプより）
ImeMode
内部使用専用です。
このプロパティは使用しないでください。これは、内部使用のためのものです。
以前は日本語入力をしない等の指定をする事ができましたが…
KeyboardType
仮想キーボードの種類を決定します。
KeyboardTypeを設定すると、この編集が利用する仮想キーボードのタイプを決定することができます。KeyboardType プロパティに指定できる値は次のとおりです：
vktDefault
vktNumbersAndPunctuation
vktNumberPad
vktPhonePad
Password
この編集コントロールが、その文字をそのまま表示するかどうかを示します。
Password プロパティを True に設定すると、編集コントロールでは、パスワードのような入力については、その文字を隠ぺいします。Password を False に設定すると、編集コントロールはその文字をそのまますべて表示します。
ReadOnly
この編集コントロールのテキストを、変更できるかどうかを決定します。
編集コントロールのコンテンツを変更できないようにするには、ReadOnly プロパティを True に設定します。ReadOnly を False に設定すると、編集コントロールのコンテンツが変更できるようになります。
ReadOnly を True に設定した場合、テキストが変更されないことが保証されつつ、そのテキストを選択することは可能です。選択されたテキストは、その後、アプリケーションで利用したり、クリップボードにコピーなどすることができます。
FilterChar
この編集コントロールに入力を許可される文字群を示します。
FilterCharプロパティは、この編集コントロールに入力を許可される個々の文字群が含まれた、文字列を示します。
たとえば、FilterChar を '123abc' に設定すると、a、b、c の文字と、1、2、3 の数値のみが、編集コントロールへ入力できます。その他すべての文字が無視されます。また、a、b、c の大文字もフィルタ文字列によって許可されない点に注意してください。大文字の場合も追加したい場合、FilterChar は、'123abcABC' のように設定されなければなりません。
すべての文字を許可させるには、FilterChar に空文字列を設定します。
（ヘルプより）
汎用の FireMonkey 編集ボックスです。
TEdit では、この編集ボックスのルックアンドフィールをカスタマイズできるよう一連のプロパティを［オブジェクト インスペクタ］に公開して、TCustomEdit の機能を拡張しています。
Metro アプリケーションでの TEdit の使い方については、「組み込みグリフを使った Metropolis UI 編集ボタンの作成」を参照してください。
というわけで、１行文字入力・編集を行うためのコンポーネントです。
このエディットコンポーネントでもメモと同様、文字入力をしようとすると、変換候補が表示されない様子で、入力しにくいです。これが当方だけの現象なのか、仕様としてこのようになっているのか分かりませんけれども。
Passwordプロパティを True にすると、入力した文字が表示されなくなります（入力はちゃんと出来ています）。
procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
begin
ShowMessage(Edit1.Text);
end;
↓
他のコンポーネントと同様、スタイルによって概観は変化します。スタイルブックを追加し、スタイル「Air.Style」を指定した状態です。
保存・コンパイル・実行を行います。
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