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Delphi2010 メインメニュー(MainMenu) 2010/08/15
 
前頁で[Standard]内の「Frame」(フレーム)について書きましたので次に、同じく[Standard]内の「MainMenu」(メインメニュー)です。メインメニューは Delphi6 にもあります。お、ヒント文でこんな風に表示されるようになっているんですね。

 
ここで表示される名前は最初に「T」がついてますが、定義の「て〜」と勝手に思うようにしてますが、クラス定義名などは最初に「T」を付けるようにしているのがお約束のようです。
 
実際にコンポーネントを貼り付ける時には、その「T」は付かず、「MainMenu1」とか「Label1」「Label2」「Label3」のように後に数字がついた名前になります。
貼り付けたものは、クラスからの生成物(インスタンス/オブジェクト)であり、それぞれに別々の名前が付いて別物として扱えますがプロパティやイベントは同じ種類のものが使えます。
例えば、「人間」というクラス(モデル)を定義して、人間というのは、こんな外観をしていて、こういう動作をして、みたいなのが定義されるとします。例えば、手と足が2つずつ、頭があって、目と耳が2つずつ、鼻と口が1つ、あります。尻尾はありません。目で見る事が出来て、手や足を動かしたり、しゃべる事が出来ます。
で、「人間」クラスからの生成物、例えば、名前を「佐藤」さん、としたもの、名前を「鈴木」さん、としたものがあった場合、双方ともに人間モデルには違い無いですが、各パーツの外観・内容等を変える事によって同じに見えないようにする事が出来ます。けれども「人間」には違いありません。
 
同じコンポーネントを何個付けてもいいですが、それらが全て同じ外観で同じ役割をするって事は、普通はあまりしないですね。それぞれ、何らかの役割を持たせる場合が常です。もっとも、単に付けてみただけ〜という場合もあるでしょう。
 
おっと話が逸れました。
 
コンポーネントパレット/ツールパレットからダブルクリックをするとフォーム内のどっかにコンポーネントが貼り付きます。クリックして、フォーム内をクリックすると、その位置に貼り付きます。取りあえず貼り付けて後で移動するという場合も多いです。

 
貼り付いた「MainMenu1」をダブルクリックすると、メインメニューの編集を行う事が出来る<メニューデザイナ>画面が表示されます。

 
マウスでメニュー位置をクリックで指示して(青い箇所)、<オブジェクトインペクタ>で CaptionプロパティとNameプロパティの内容を決めます。取りあえず、Captionプロパティは「ファイル(&F)」とします。「&F」と記入するとメニュー上では「F」と表示され、これはアクセラレータキー([Alt]キーを押しながらそのキーを押すと、それをクリックしたことになる)として有効となります。
基本的には、Windowsアプリケーションではマウス操作が主体になるのですが、キーボードでも操作出来るようにしておくって事も重要です。故障によりマウスが使えない状況も有り得ますし、キーボード操作の方が速いからそちらを好むって利用者も居ます。

Nameプロパティは「mnuFile」としました。
おっと、Delphi6/7ではCaptionで「ファイル」のようなよくある名前を記述すると自動的に「File1」とか名前を付けてくれていましたが、そういう機能は無いみたい?(※どこかの設定で出来るのかもしれませんが)まぁどのみち自分で記入しますので別にいいのですけど。
 
<オブジェクトインペクタ>でCaptionを編集すると下記のように表示されました。

 
次にその下にもメニュー項目を付けます。

 
<オブジェクトインペクタ>で Captionプロパティを「こんにちは(&W)」、Nameプロパティを「mnuFileWelcome」、ShortCutプロパティを「Ctrl+W」にしてみました。

 
<メニューデザイナ>を閉じます。
Delphi6/7では、このフォームの画面からクリックをしてイベントを書いたりしていましたが、それが出来ないみたい?(※どこかの設定で出来るのかもしれませんが)

 
もう一度、MainMenu1をダブルクリックして<メニューデザイナ>画面を表示させた状態で、メニュー項目の<オブジェクトインスペクタ>から OnClickイベント欄でダブルクリックします(※クリックイベントの場合は<メニューデザイナ>画面でメニュー項目をダブルクリックでも可能です)

 
コードエディタで下記のように表示されます。

 
イベント内容をコーディングします。
メッセージ画面を出してみることにします。

 
メニュー「ファイル」から「全て保存」を行って、コンパイル/再構築を行い、実行してみます。

 
メニューを選択・・・と。

 
出ました。

なるほどこんな画面なのですね。Delphi6/7では文字の長さに応じて大きさは頻繁に大きくなったり小さくなったりしましたけれど。
 
 
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