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前頁からの続きです。
図面等ファイルの情報表示/編集登録画面を作成しましたので次に、ファイルの一覧表示について考えます。ファイル一覧は、名称ツリーで選択している名称と同じ階層にある兄弟関係にあたるものを表示するようにします。表示を行うのは、名称ツリーをクリックした時と、タブ切替を行った時、となります。タブ切替を行った時には TreeView1Click(〜)を実行するようにします。そうなってくるとTreeView1Click(〜)の内容がどんどん大きくなってしまうので手続きを作成して分散するよう少し変更します。
一覧表示画面は、プロジェクト一覧表示(Form8;Unit8.pas)のように StringGridコンポーネントで表示するようにします。但し、このプロジェクト一覧表示では1画面100データ表示(切替表示)という制約を掛けていますが、ここではそういった制約は掛けません。ただ、名称ツリーで選択・表示されているものだけを表示します。一番上(ルート)にあるプロジェクト名を選択している場合は全てのものを表示する事としています。但し、表示が遅くなってしまう場合の事を考えて、表示の最中に[Esc]キーを押したら表示を中断するようにしておきます。
一覧表示は、
番号 | 名称 | ファイル名 | パス名 | 図番 | 表題 | メモ1 | 作成日付 | 更新日付 | 検図日付 | 承認日付 | 出図日付 | 改訂日付 |
の列表記を行います。名称は選択している名称ツリーの階層に応じて半角空白を前に付けるようにして階層関係が分かるようにしています。一覧表示の一番上の行にはプロジェクト情報を表示します。プロジェクト情報は図面等のファイル情報と内容が異なるため、
0 | 名称 | 納期 | 無 | 無 | 表題 | メモ1 | 予定開始日付 | 予定終了日付 | 実施開始日付 | 実施終了日付 | 納品日付 | 無 |
としています。
前回までの「情報表示」タブでの表示です。
「一覧表示」タブに切り替えます。
一覧表は表示しきれませんので画面下のスクロールバーで画面移動する事が出来ます。
一覧表の列名間をマウスドラッグする事によって列名の表示幅を変更する事が出来ます。この表示幅は UnitV.pas 内の変数 Fm10_c(配列変数)を経由してプログラムの終了時に保存、開始時に読み込みするようにしています。表をダブルクリックすると、その際の指定行のファイルを、Windowsのファイルの関連付けを利用して開くようにしています。
次にチャート表示を行います。
これもプロジェクトのチャート表示と同様、Chartコンポーネントを利用して表示するようにします。ファイル一覧表示と同様に、一番上にプロジェクトの「予定開始日付」「予定終了日付」「実施開始日付」「実施終了日付」「納品日付」を表示する事とし、その下に、名称ツリーで選択している名称と同じ階層にある兄弟関係にあたるものを表示するようにします。プロジェクト名を選択している場合には全てのファイルを表示します。但し、日付の登録が行われていないものについては表示されません。
プロジェクトについては、プロジェクトのチャート表示と同様、予定開始〜終了は水色、実施開始〜終了は青色、納品日付は緑色で表示します。
図面等ファイルについては、作成日付〜更新日付については水色、検図日付については緑色、承認日付については赤色、出図日付については黄色、改訂日付については紫色で表示します。この4つは1日分のバーを表示するようにしていますが、もし同じ日付になると表示されなくなってしまうので、後の方を少しずらすようにしています。
この他、一覧表示状態で各日付入力編集が出来るような画面を作成したり、各種情報のコピー&貼り付けや、各種データのCSVファイル出力や読み込み、参照したファイルのコピー・バックアップ、その他の様々な情報の追加等、他にも色々な事が考えられますが、そういった機能は自由にプログラミングする事によって追加出来ると思いますのでチャレンジしてみて下さい。以上で「Jw_cad 図面管理」の記事を終了とします。
以上のソースプログラム及び実行プログラムを圧縮しています。各画面やプログラム内容は下記で確認して下さい。
(プログラムのバグ・不具合等があるかもしれませんので予め御了承下さい)
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