DelphiXE3 [FMX] カラーパネル(ColorPanel)
2013/11/17
前回は [Colors]内のカラーボックス(ColorBox)について見てみました。今回はその次のカラーパネル(ColorPanel)について見ていきます。
[Colors]内
FMX
ヘルプより。
アルファ チャネル選択機能を備えた色選択コンポーネントを表します。
TColorPanel コンポーネントは、THueTrackBar として表された色スペクトル、アルファ チャネル トラック バー セレクタ、カラー クワッドを表示する色選択コンポーネントです。これらにより、TColorPanel は優れた色選択コンポーネントになっています。
同様の色選択コンポーネントは、TComboColorBox コンポーネントのドロップダウン モードにも見られます。
Color
このカラー パネルで選択されているアルファ カラーを示します。
TAlphaColor は 4 種類のチャネル(ARGB)で構成され、4 バイトの 16 進数値で指定されます。下位の 3 バイトは RGB 色チャネルを表わし、それぞれ青、緑、赤の強度です。最上位バイトは透過度の係数(アルファ チャネル)です。$FFFF0000(Delphi)または 0xFFFF0000(C++)という値は最大輝度の純粋な青色を表します。$FF00FF00(Delphi)または 0xFF00FF00(C++)は純粋な緑色、$FF0000FF(Delphi)または 0xFF0000FF(C++)は純粋な赤色です。$FF000000(Delphi)または 0xFF000000(C++)は黒色であり、$FFFFFFFF(Delphi)または 0xFFFFFFFF(C++)は白色です。
ColorBox
このカラー パネル コンポーネントに付けられたカラー ボックスを示します。
カラー ボックスは、四角形の光学インジケータとして表されるビジュアル コンポーネントで、このカラー パネル コンポーネントで選択される色に応じて、色を変更します。
UseAlpha
このカラー パネル コンポーネントは、アルファ チャネル トラック バーを表示するかどうかを示します。
UseAlpha プロパティを True に設定すると、このカラー パネル コンポーネントは、アルファ チャネル(透明度)トラック バーを表示します。 UseAlpha を False に設定すると、単色非アルファ カラーが使用されます。
UseAlpha プロパティのデフォルト値は、True です。
それでは少し試してみます。
先のカラーボックス ColorBox1 を配置し、カラーパネル ColorPanel1の ColorBoxプロパティに「ColorBox1」を指定します。
カラーパネル ColorPanel1の変更イベントハンドラを下記のようにします。α値・色相・輝度・彩度のプロパティはありませんので色 Color値のみ参照しています。
procedure TForm1.ColorPanel1Change(Sender: TObject);
begin
Label1.Text := '色:' + IntToHex(ColorPanel1.Color,8);
end;
保存・コンパイル・実行してみます。
カラーパネル ColorPanel1上をクリック
↓
↓
というわけで、色を設定・取得したいだけなら、このカラーパネルを利用するのが簡単で扱い易い、かもしれません。
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