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DelphiXE3 [FMX] 非透過部の塗り潰し効果(FillRGBEffect)2013/12/04 |
前回は [Effects]内の「塗り潰し効果」(FillEffect)について見てみました。次は同じく [Effects]内の「非透過部の塗り潰し効果」(FillRGBEffect)を見てみます。
[Effects]内
FMX | |
ヘルプより。
TFillRGBEffect は、単色のビジュアル オブジェクトのテクスチャの非透過ピクセルを塗りつぶす効果を作成するためのクラスです。詳細は、「TImageFXEffect」および「FireMonkey の画像効果」を参照してください。
テクスチャのピクセルを塗りつぶす色は、Color プロパティで変更できます。 |
透過指定が可能な画像ファイル(GIF/PNG形式)を参照しているイメージオブジェクトに対しては、その画像の透過していない部分だけを指定色で塗り潰すようです。それ以外は全体を指定色で塗り潰すようです。
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Color
ビジュアル オブジェクトのテクスチャの、非透明ピクセルを塗りつぶす、色を示します。 |
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Trigger
トリガ条件を保有するプロパティ。
それぞれのトリガ条件は、プロパティ名、等号記号、トリガ値で構成されます。すべての組み込みトリガはブール値です。したがって、それらの値は True または False でなければなりません。 例:
IsMouseOver=true;IsPressed=false
トリガの値を設定は、 オブジェクト インスペクタで最も簡単に行えます。
トリガ | 説明 |
IsDragOver | コントロールがドラッグされている(マウス ボタンがクリックされ、かつ押されたままになっている)際に、効果を発生させます。 |
IsFocused | コントロール上にフォーカスがある際に、効果を発生させます。 |
IsMouseOver | マウスがコントロールの上を通過した際に、効果を発生させます(HitTest が True に設定されている必要があります)。 |
IsVisible | コントロールが画面上に表示されている際に、効果を発生させます。 |
その他の組み込みトリガには、以下のものがあります。
・IsActive(TCustomForm)
・IsChecked (TMenuItem)
・IsOpen (TEffect)
・IsPressed (TCustomButton)
・IsSelected(MenuItem、TTabItem、TListBoxItem、TTreeViewItem)
効果トリガに関するさらなる情報については、「FireMonkey の画像効果」の「効果のトリガ」を参照してください。 |
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それでは少し試してみます。
フォーム上にイメージコンポーネント3つとボタンを配置します。
下図では、100×100ドットのBMPファイル(Image1)、GIFファイル(Image2)、JPEGファイル(Image3)=Windows7 標準のサンプルピクチャの「アジサイ.jpg」を指定しています。
このイメージに対して効果を掛けるようにします。
本コンポーネントを配置し、構造ビューでドラッグして、上記で配置したイメージの子になるようにします。
Color はデフォルト「#FF203040」です。
Image2 は 透過指定している画像ファイル(GIF、PNG)を参照しているので、その非透過部分だけが塗り潰されています。それ以外は、指定した色で全体がベタ塗りされています。
Color を「#80FF0000」にします。
Color 値のアルファ値部分(冒頭のFFの箇所)を変えてみても、半透明になってオブジェクトが透けたようになる、という事にはならないようです。
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