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DelphiXE3 [FMX] 塗り潰し効果(FillEffect)2013/12/03
 
前回は [Effects]内の「鉛筆ストローク効果」(PencilStrokeEffect)について見てみました。次は同じく [Effects]内の「塗り潰し効果」(FillEffect)を見てみます。
 
 
[Effects]内
FMX
 
ヘルプより。
TFillEffect は、単色のビジュアル オブジェクトのテクスチャを塗りつぶす効果を作成するためのクラスです。詳細は、「TImageFXEffect」および「FireMonkey の画像効果」を参照してください。
 
オブジェクトのテクスチャを塗りつぶす色は、Color プロパティで変更できます。
 
効果を掛けて画像に変化した外観を持たせよう、というよりは、効果を掛けて見えなくして外観を持たせないようにしよう、というような使い方になるのでしょうか?
 

 
Color
ビジュアル オブジェクトのテクスチャを塗りつぶす、色を示します。
Trigger
トリガ条件を保有するプロパティ。
それぞれのトリガ条件は、プロパティ名、等号記号、トリガ値で構成されます。すべての組み込みトリガはブール値です。したがって、それらの値は True または False でなければなりません。 例:
IsMouseOver=true;IsPressed=false
トリガの値を設定は、 オブジェクト インスペクタで最も簡単に行えます。
トリガ説明
IsDragOverコントロールがドラッグされている(マウス ボタンがクリックされ、かつ押されたままになっている)際に、効果を発生させます。
IsFocusedコントロール上にフォーカスがある際に、効果を発生させます。
IsMouseOver マウスがコントロールの上を通過した際に、効果を発生させます(HitTest が True に設定されている必要があります)。
IsVisibleコントロールが画面上に表示されている際に、効果を発生させます。
その他の組み込みトリガには、以下のものがあります。
・IsActive(TCustomForm)
・IsChecked (TMenuItem)
・IsOpen (TEffect)
・IsPressed (TCustomButton)
・IsSelected(MenuItem、TTabItem、TListBoxItem、TTreeViewItem)
効果トリガに関するさらなる情報については、「FireMonkey の画像効果」の「効果のトリガ」を参照してください。
 
それでは少し試してみます。
 
フォーム上にイメージコンポーネント3つとボタンを配置します。
下図では、100×100ドットのBMPファイル(Image1)、GIFファイル(Image2)、JPEGファイル(Image3)=Windows7 標準のサンプルピクチャの「アジサイ.jpg」を指定しています。

 
このイメージに対して効果を掛けるようにします。
本コンポーネントを配置し、構造ビューでドラッグして、上記で配置したイメージの子になるようにします。

Color はデフォルト「#FF203040」です。
ただ単に、指定した色で全体がベタ塗りされるだけのようです。
 
Color を「#80FF0000」にします。
 
Color 値のアルファ値部分(冒頭のFFの箇所)を変えてみても、半透明になってオブジェクトが透けたようになる、という事にはならないようです。


 
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