DelphiXE3 [FMX] グロー効果(GlowEffect)
2013/11/23
前回は [Effects]内の「ぼかし効果」(BlurEffect)について見てみました。次は同じく [Effects]内の「グロー効果」(GlowEffect)を見てみます。
[Effects]内
FMX
ヘルプより。
TGlowEffect は、表示されるオブジェクトの周りにグロー効果を作成するためのクラスです。
TGlowEffect は、TEffect を実装したものです。詳細は、TEffect および「FireMonkey の画像効果」を参照してください。
TEffect で提供されているプロパティの他に、TGlowEffect には、次の 3 つの固有プロパティがあります:GlowColor、Opacity、Softness。
GlowColor
ハロー(halo)に使用される色を示します。
Opacity
不透明度を示します。
Opacity は System.Single 値で、0 から 1 の範囲の値を取ります。
※ヘルプに記載はありません
Softness
ぼかしの量を示します。Softness は System.Single 値で、0 から 9 の範囲の値を取ります。
※ヘルプに記載はありません
Trigger
トリガ条件を保有するプロパティ。
それぞれのトリガ条件は、プロパティ名、等号記号、トリガ値で構成されます。すべての組み込みトリガはブール値です。したがって、それらの値は True または False でなければなりません。 例:
IsMouseOver=true;IsPressed=false
トリガの値を設定は、 オブジェクト インスペクタで最も簡単に行えます。
トリガ
説明
IsDragOver
コントロールがドラッグされている(マウス ボタンがクリックされ、かつ押されたままになっている)際に、効果を発生させます。
IsFocused
コントロール上にフォーカスがある際に、効果を発生させます。
IsMouseOver
マウスがコントロールの上を通過した際に、効果を発生させます(HitTest が True に設定されている必要があります)。
IsVisible
コントロールが画面上に表示されている際に、効果を発生させます。
その他の組み込みトリガには、以下のものがあります。
・IsActive(TCustomForm)
・IsChecked (TMenuItem)
・IsOpen (TEffect)
・IsPressed (TCustomButton)
・IsSelected(MenuItem、TTabItem、TListBoxItem、TTreeViewItem)
効果トリガに関するさらなる情報については、「FireMonkey の画像効果」の「効果のトリガ」を参照してください。
それでは少し試してみます。
ボタン、チェックボックス、ラベル、イメージ(Image)、RoundRect等を配置します。イメージには、BMPファイル、透過付PNGファイルを指定します。背景色が白色だと分かりにくいかもしれないので、Gray色にしておきます。
各コンポーネントにそれぞれ、グロー効果(GlowEffect)を指定していきます。これは単純に、構造ビューで、GlowEffectを配置したあとドラッグをして、それぞれの子にしていくだけです。
保存・コンパイル・実行を行います。
トラックバーの変更イベントハンドラを以下のように記述します。
トラックバーのMin・Maxには、0、9、を指定しておきます。
procedure TForm1.TrackBar1Change(Sender: TObject);
var
i : integer ;
t : TComponent ;
v : Single ;
begin
v := TrackBar1.Value ;
for i := 1 to 10 do begin
t := FindComponent('GlowEffect'+IntToStr(i));
TGlowEffect(t).Softness := v ;
end;
end;
保存・コンパイル・実行を行います。
ぼかし「0」状態
↓
ぼかしを大きくしていくと…
↓
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