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DelphiXE3 [FMX] ぼかし効果(BlurEffect)2013/11/22
 
前回は [Effects]内の「影の効果」(ShadowEffect)について見てみました。次は同じく [Effects]内の「ぼかし効果」(BlurEffect)を見てみます。
 
 
[Effects]内
FMX
 
ヘルプより。
TBlurEffect は、表示されるオブジェクトのテクスチャをぼかす効果を作成するクラスです。
 
TBlurEffect は TEffect を実装したものです。詳細は、「TEffect」および「FireMonkey の画像効果」を参照してください。
 
TEffect で提供されているプロパティの他に、TBlurEffect では Softness というプロパティが提供されていて、これを使ってぼかし加減を変更することができます。
 

 
Softness
ビジュアル コンポーネントに適用されるぼかしの量を示します。Softness は System.Single 値で、0 から 9 の範囲の値を取ります。
Trigger
トリガ条件を保有するプロパティ。
それぞれのトリガ条件は、プロパティ名、等号記号、トリガ値で構成されます。すべての組み込みトリガはブール値です。したがって、それらの値は True または False でなければなりません。 例:
IsMouseOver=true;IsPressed=false
トリガの値を設定は、 オブジェクト インスペクタで最も簡単に行えます。
トリガ説明
IsDragOverコントロールがドラッグされている(マウス ボタンがクリックされ、かつ押されたままになっている)際に、効果を発生させます。
IsFocusedコントロール上にフォーカスがある際に、効果を発生させます。
IsMouseOver マウスがコントロールの上を通過した際に、効果を発生させます(HitTest が True に設定されている必要があります)。
IsVisibleコントロールが画面上に表示されている際に、効果を発生させます。
その他の組み込みトリガには、以下のものがあります。
・IsActive(TCustomForm)
・IsChecked (TMenuItem)
・IsOpen (TEffect)
・IsPressed (TCustomButton)
・IsSelected(MenuItem、TTabItem、TListBoxItem、TTreeViewItem)
効果トリガに関するさらなる情報については、「FireMonkey の画像効果」の「効果のトリガ」を参照してください。
 
それでは少し試してみます。
ボタン、チェックボックス、ラベル、イメージ(Image)、RoundRect等を配置します。イメージには、BMPファイル、透過付PNGファイルを指定します。

各コンポーネントにそれぞれ、ぼかし効果(BlurEffect)を指定していきます。これは単純に、構造ビューで、BlurEffectを配置したあとドラッグをして、それぞれの子にしていくだけです。

保存・コンパイル・実行を行います。

 
トラックバーの変更イベントハンドラを以下のように記述します。
トラックバーのMin・Maxには、0、9、を指定しておきます。
procedure TForm1.TrackBar1Change(Sender: TObject);
var
 i : integer ;
 t : TComponent ;
 v : Single ;
begin
 v := TrackBar1.Value ;
 for i := 1 to 10 do begin
  t := FindComponent('BlurEffect'+IntToStr(i));
  TBlurEffect(t).Softness := v ;
 end;
end;
保存・コンパイル・実行を行います。

ぼかし「0」状態

ぼかしを大きくしていくと…



 
 
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