DelphiXE3 [FMX]言語(Lang)
2013/09/22
前頁で[Standard]内の「ActionList」(アクションリスト)について書きましたので次は、同じく[Standard]内の「Lang」(言語)です。Delphi2010、DelphiXE3 の VCLコンポーネントには存在しません。
(ヘルプより)
Lang
現在、選択されている言語を示します。
Langプロパティを使用すると、現在の言語を、TLangインスタンスから取得することができます。言語は、慣例の2文字コードで示されます。
StoreInForm
TLangオブジェクトとフォームの間に、リンクを作成します。
StoreInFormプロパティをTrueに設定することにより、TLangインスタンスは、フォーム上のオブジェクトとそのTextプロパティを認識し、翻訳ができるようになります。
前回作成したフォーム上に、この Langオブジェクトを貼り付け(Lang1)、Labelオブジェクトを貼り付け(Label1)、Label1のTextプロパティ内容を「文字を入力して下さい」としておきます。
Lang1アイコン絵をダブルクリックします。オブジェクトインスペクタでの Langプロパティの右端の[…]クリックでもOKです。「言語デザイナ」画面が表示されます。
一覧には、フォーム上に配置して記述した Labelプロパティの内容が表示されています。後で追記して、ここに表示されない場合は、画面左下にある「文字列の検索」をクリックすれば表示されるようになります。メニューの項目は表示されない様子です。
画面上部の「2文字の言語コード」欄に、英語=「en」と入力して [追加]ボタンをクリックします。
↓
言語の選択で「en」と表示されている状態だと、一覧の「文字を入力して下さい」の右横に、翻訳内容を記述するための文字入力欄が出来ますので、そこに、英語で翻訳内容を記述します。
この画面を閉じて、保存・コンパイル(ビルド)・実行を行います。
何か変わったのか、さっぱり分かりませんね。
Windowsのコントロールパネルの「地域と言語」の「形式」頁の「形式」を 「日本語」から「英語」に変更してみます。
↓
それから再度、作成したプログラムを実行してみます。
自分で記述した翻訳文章が表示されているのが分かります。ただし、メニュー項目は変わっていないようですね。
ポップアップメニュー、ボタンを追加してみました。ポップアップメニューもメインメニューと同様、反映されないようです。
↓
なお、この翻訳リストをファイルとして保存することも出来るようですので、色々と再利用する事は出来るのではないかと思います。
メニュー項目については現在、どうすればいいのかは分かりませんが、まぁ取り敢えず、これを利用することによって多言語対応のプログラムをつくる事はできそうな感じです。
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