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DelphiXE3 FireMonkey アプリケーション 2013/09/17 |
さて、一応一通り?VCLアプリケーションでのDelphi2010・DelphiXE3の比較を行なってみました。ざっと見ただけのもの、クラウド・イントラウェブ関連や変数・手続き・関数などのスルーしたものもありますが、普通にプロジェクト作成・プログラミング・コンパイル・実行する限りにおいては別段問題になりそうな事は無さそうな感じがしますので、VCLアプリケーションについてはこれで終了とします。
それよりも、DelphiXE から搭載された「FireMonkey」の方を見ていくべきでしょう。MacOS とのクロス開発環境を意識した「FireMonkey」ですが、モバイル開発環境の追加により(※エンター版やRAD Studio には標準搭載)、XE4では iOS対応、XE5では Android対応、となっており、スマートフォンや小型のモバイル端末の利用拡大によって今後も重要視されていく事でしょう。
通常、iOS環境では、MacOSにて Cacao(C++)→XCODE、Android環境では Eclipse(Java)+Android SDK によってプログラミング開発が行われる事が多い様子ですが、使い慣れた「Delphi」という開発システムを有効利用出来るのならば、それが使える事に越した事はありません。そのためにも「FireMonkey」に慣れておく、というのも重要になってくると思います。
さて、「FireMonkey」については、最初の方でちらっとだけ書きました。
今後、少しずつ見ていきたいと思います。
VCLアプリケーションを FireMonkeyアプリケーションに変換する、という手順やツール等もあるようですが、時間が無い場合はそういうのもいいと思いますが、やはり、ちゃんと1から勉強したほうがいいとは思います。
メニュー「ファイル」→「新規作成」→「FireMonkey デスクトップアプリケーション - Delphi」を実行し、「HD FireMonkey アプリケーション」を選択します。
ぱっと見た感じでは、フォームの色が違う、という事と、ツールパレットの中身が違う?って辺りですが、まぁさほど気にする程の事ではないように思います。あぁ、VCLアプリではないな、という程度に思う事にします。
それではまず、お約束の「Hello,World」プログラムから作ってみます。
取りあえず、最初にこの状態で保存を行なっておきます。
メニュー「ファイル」→「名前を付けて保存」で、
「C:¥AFsoft¥DelphiXE3¥test¥100¥」フォルダ内に(※¥は半角文字)
Unit1.pas として保存を行い、
メニュー「ファイル」→「プロジェクトに名前を付けて保存」で、
同じフォルダ内に「P100.dproj」として保存を行います。
フォームの大きさを小さくしておき、
[Standard]内のラベル(TLabel)コンポーネントを貼り付けて、オブジェクトインスペクタにて Textプロパティを「Hello,World!」とし、文字を大きくするため、Font.Size プロパティを「11」から「36」と変更をします。
メニュー「ファイル」→「すべて保存」を行い、
メニュー「プロジェクト」→「コンパイル」(又は「ビルド」)を行い、
メニュー「実行」→「実行」を行います。
感覚としては、VCLアプリケーションと同じですね。
オブジェクトインスペクタでのプロパティ内容が結構違うかも?というのはありますが、まぁ、慣れてしまえばいいだけだと思います。
標準状態では、
ビルド構成:Debug
ターゲットプラットフォーム:32ビットWindows
になっていると思います。
これを変えてみて、一応確認をしておきます。
ビルド構成 | プラットフォーム | ファイルサイズ |
Debug | 32ビットWindows | 20,283KB |
Release | 32ビットWindows | 8,232KB |
Debug | 64ビットWindows | 22,616KB |
Release | 64ビットWindows | 10,298KB |
Debug | OS X 標準 | 31,036KB |
Release | OS X 標準 | 10,148KB |
Debug | OS X App Store | 31,036KB |
Release | OS X App Store | 10,148KB |
「OS X」内に「標準」と「App Store」がありますが、同じフォルダに保存され?ファイルサイズも同じようですから、Macユーザーではない私にとっては、イマイチ違いが分かりません。
MacとLAN接続を行い、Mac側にあらかじめ「プラットフォームアシスタント」をインストールして、実行しておき、WindowsPCで「リモートプロファイル」を作成し、Mac側へプログラム生成・実行を行う、という感じの様子。ですからこの WindowsPCに作成されるファイルは、転送される前の状態、と考えればいいのかもしれません?
DelphiXE3にもエミュレータのようなものは無いみたいなので、WindowsPCしか無い状態では動作チェックもできませんので当面は気にしない事にします。
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