Delphi2010 リボンコンポーネント(4)
2010/11/19
前回までリボンコンポーネント [Ribbon Controls]内のリボン(TRibbon)について見ていますが、今回も前回の続きです。リボン Ribbon1にクイックアクセスツールバーを追加するところまで見ました。
今回は、タブを追加してみます。
<フォームデザイナ>にて、リボン Ribbon1 を右クリックし、表示されるポップアップメニューの「タブの追加」を実行します。<フォームデザイナ>上での画面的な変化はありませんが、<構造>を見ると、リボン Ribbon1 の
Tabs
プロパティの下に「0 - RibbonPage1」が追加され、リボン Ribbon1 の下に「タブ」(リボンページ)RibbonPage1 が作成されるのが確認できます。
↓
これは<オブジェクトインスペクタ>で
Tabs
プロパティ欄の右端の[…]をクリックして新規追加する手法でも同様の事が出来ます。
↓
また、<構造>の リボン Ribbon1 から右クリックメニュー「タブの追加」でも同様の事が可能です。
この状態で保存・コンパイル(再構築)・実行をしてみます。すると、リボンにタブがついているのが分かります。
次に、タブ(リボンページ)の中にグループ(リボングループ)を追加してみます。<構造>の リボンページ RibbonPage1 から右クリックメニュー「グループの追加」を行います。すると、リボングループ RibbonGroup1 が作成されます。
↓
この状態で保存・コンパイル(再構築)・実行をしてみます。すると、リボンのタブ内にリボングループがついているのが分かります。
このリボングループ内に自分の欲しい機能を追加すべくコンポーネントを配置していきます。<構造>の Ribbon1〜RibbonPage1〜RibbonGroup1 を選択した状態で、コンポーネントを追加します。例として、ラベルを追加してみます。[Standard]内のラベル Label をダブルクリックします。
↓
<オブジェクトインスペクタ>にて、Label1 の
Caption
プロパティを「これはテストです」にして、保存・コンパイル(再構築)・実行をしてみます。
左上に「Label1」と表示されてしまいますが、ラベルが表示されていることが確認できます。この左上の「Label1」という文字を消す方法がよく分かりません。ラベルのキャプション文字は、Topプロパティ・Leftプロパティで位置を変更する事が出来ます。が、左側一杯までは移動できませんので「Label1」の文字を覆いかぶせる事も出来ません。また、同様にしてコンポーネントを貼り付けた後に、間違えた、と、コンポーネントを消したとしても、そのコンポーネントの文字が何故か残ったままになってしまいます。この場合、RibbonGroup そのものを消して、再度、グループの追加をして再度コンポーネント追加し直す必要があるようです。
これが正常(仕様)なのか、不具合なのか、さっぱり分かりません。Delphi6には無かった機能ですので。個人的には、不具合のような感じはしますけれど。
左側に表示される文字は、
Name
プロパティのようでいて、
Name
プロパティそのものではありません。ですので消したいからといって、
Name
プロパティを空欄にするのは絶対に止めましょう。Delphi2010の動作がおかしくなります。
なお、リボングループ RibbonGroup の
DialogAction
プロパティを指定すると、リボングループの右下に小さいボタンが表示され、それをクリックした時のアクションを指定する事が出来ます。
↓
なお、<オブジェクトインスペクタ>では、リボンページ RibbonPage の内容は下記のようになっています。
リボングループ RibbonGroup の内容は下記のようになっています。
次回に続きます。
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