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Delphi2010 リボンコンポーネント(3) 2010/11/18
 
前々回・前回はリボンコンポーネント [Ribbon Controls]内のリボン(TRibbon)について見ていますが、今回も前回の続きです。リボン Ribbon1にアプリケーションメニューを追加するところまで見ました。
 
今回は、クイックアクセスツールバーを追加してみます。
ヘルプの「リボンコントロールを使用したアプリケーションを作成する」では
リボンコントロールを使用したアプリケーションを新規作成するには:
 1. Delphi Win32 VCL アプリケーションを新規作成します([ファイル|新規作成|VCL フォーム アプリケーション - Delphi]を選択)。
 2. TActionManager コンポーネントをフォームにドロップします。
 3. TRibbon コンポーネントをフォームにドロップします。
 4. TRibbon コンポーネントを右クリックして、[アプリケーション メニューの追加] を選択します。
 5. TRibbon コンポーネントを再び右クリックして、[クイック アクセス ツールバーの追加] を選択します。
とだけ記述がありますが、ようやくこの「5.」まで辿り付いた事になります。
 
という訳で、<フォームデザイナ>にて、リボン Ribbon1 を右クリックし、表示されるポップアップメニューの「クイックアクセスツールバーの追加」を実行します。



 
リボン Ribbon1 や アプリケーションメニューの丸いボタンが見えなくなってしまいますが、気にしなくて大丈夫です。実行時にはちゃんと表示されますので。それでは、アクションマネージャ ActionManager1 を右クリックメニュー「カスタマイズ」又はダブルクリックをしてアクションマネージャの編集画面を表示させます。



 
アクションマネージャから通常のツールバー等へツールボタンを追加した時と同じように、アクションマネージャ ActionManager1 の編集画面のアクションを、クイックアクセスツールバーへドラッグします。すると、クイックアクセスツールバーにそのツールボタンが追加されます。



「コピー」「貼り付け」についても同様に行い、アクションマネージャの編集画面を閉じます。

 
この状態で、保存・コンパイル(再構築)・実行を行います。

画面を大きくします


アプリケーションメニューのボタンの右横にツールボタンが
薄いですが表示されているのが分かります
このボタンを押して、正常機能する事を確認して下さい
 
クイックアクセスツールバー右横の[▼]をクリックすると、ツールバーをリボンの下に表示させる事が出来ます。戻す事も容易です。アクションを沢山用意しておけば利用者でカスタマイズする事も容易に出来るようです(※カスタマイズ状態を保存・呼び出しするプログラミングを行う必要がありますが)









 
 
なお、<オブジェクトインスペクタ>では、リボンのアプリケーションメニュー RibbonApplicationMenuBar の内容は下記のようになっています。

 

 
クイックアクセスツールバー RibbonQuickAccessToolbar の内容は下記のようになっています。

 

 
 
次回に続きます。
 
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