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| Delphi2010 ラベル(Label) 2010/08/17 |
前頁で[Standard]内の「PopupMenu」（ポップアップメニュー）について書きましたので次に、同じく[Standard]内の「Label」（ラベル）です。ラベルは Delphi6 にもあります。
ラベルは画面上に文字を描画します。フレームは少しじゃまなので２つ消して移動しておきます。配置してみます。１つ目なので Nameプロパティは「Label1」となり、Captionプロパティも「Label1」となります。
ラベルもこれまで同様に＜オブジェクトインスペクタ＞で外観を変更します。Captionプロパティの内容を変更すると文字内容が変わります。ここでは「これはテストです」と変更してみます。
Colorプロパティで文字の背景色を変えてみます。
薄い緑色にしてみました。が、変わりません？
何故かと思ったら、Transparentプロパティつまり文字の背景を透過にするプロパティがデフォルトで True になっていたからでした。Delphi6ではFalseでしたが〜
＜オブジェクトインスペクタ＞を見ていくと、Delphi6では見た覚えのない「CustomHint」というものが。
通常のヒント表示であれば、Hintプロパティに表示するヒントメッセージを書いてShowHintプロパティを True にしますね。
実行するとこんな感じ
コンポーネントの上にマウスを移動してくると一定時間表示されるメッセージ
CustomHintプロパティは、バルーンヒントを表示させることが出来るようです。フォーム上に [Additional]内の「BalloonHint」を配置します。
↓
ラベルのCustomHintプロパティに、この貼り付けた BalloonHint1 を指定します。
保存をしてコンパイル（再構築）をして実行すると・・・
というようにヒントメッセージがバルーン風になりました。
Hintプロパティを「これはテストです|だからテストなんですってば！」と文字「|」で区切って記述すると・・・
という具合になりました。更に「|」で区切って、という事は出来ません。
次に、EllipsisPositionプロパティというのがあります。これは、文字内容が長くなって文字矩形領域をオーバーするような場合、文字の省略をどうするか（省略しない、「...」を付ける）という事を決めるようです。が、画面レイアウトの際には余り関係無いかもしれません。省略記号付加については、ファイル選択をしてフルパスファイル名を記述するような場合には便利かもしれません。
あとは GrowSizeプロパティでしょうか。
ここに数字を指定すると・・・
なるほど・・・そうなるのですね・・・個人的には使わないかも。
WindowsVista/7のAero有効状態で使用可能との事です。
ラベルにも Touchプロパティがありますね。色んなコンポーネントにありそうですがそれだけきめ細かく設定出来るという事でいろいろ出来るのでしょうけれども、マルチタッチ対応とする場合はそれだけ色々と指定しないといけないという事でしょうか？このあたりは実際にマルチタッチ可能なディスプレイを導入してからでないと試せないので現段階ではよく分かりません。
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