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DelphiXE3 [FMX] トゥーン効果(ToonEffect)2013/12/02 |
前回は [Effects]内の「シャープ化効果」(SharpenEffect)について見てみました。次は同じく [Effects]内の「トゥーン効果」(ToonEffect)を見てみます。
[Effects]内
FMX | |
ヘルプより。
TToonEffect は、表示オブジェクトのテクスチャに漫画のような陰影を付ける効果を作成するためのクラスです。詳細は、「TImageFXEffect」および「FireMonkey の画像効果」を参照してください。
TToonEffect では、オブジェクトのテクスチャで使用されている色のレベルを下げることで、テクスチャを漫画化します。レベルの数は Levels プロパティで設定することができます。 |
陰影というよりは、明暗をはっきりさせるような効果でしょうか?「陰影を付ける」とあると、影の無いものに影を付ける、という想像をしてしまいますので。漫画のような、というのがいまひとつ分かりにくいですが、減色してベタっぽくなる事を指しているのかもしれません。
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Levels
このトゥーン効果フィルタと一緒に使用する、色レベルの数を示します。
Levels は System.Single 値で、3.00 から 15.00 の範囲の値を取ります。
Levels が明示的に設定されていない場合、5.00 に等しいと見なされます。 |
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Trigger
トリガ条件を保有するプロパティ。
それぞれのトリガ条件は、プロパティ名、等号記号、トリガ値で構成されます。すべての組み込みトリガはブール値です。したがって、それらの値は True または False でなければなりません。 例:
IsMouseOver=true;IsPressed=false
トリガの値を設定は、 オブジェクト インスペクタで最も簡単に行えます。
トリガ | 説明 |
IsDragOver | コントロールがドラッグされている(マウス ボタンがクリックされ、かつ押されたままになっている)際に、効果を発生させます。 |
IsFocused | コントロール上にフォーカスがある際に、効果を発生させます。 |
IsMouseOver | マウスがコントロールの上を通過した際に、効果を発生させます(HitTest が True に設定されている必要があります)。 |
IsVisible | コントロールが画面上に表示されている際に、効果を発生させます。 |
その他の組み込みトリガには、以下のものがあります。
・IsActive(TCustomForm)
・IsChecked (TMenuItem)
・IsOpen (TEffect)
・IsPressed (TCustomButton)
・IsSelected(MenuItem、TTabItem、TListBoxItem、TTreeViewItem)
効果トリガに関するさらなる情報については、「FireMonkey の画像効果」の「効果のトリガ」を参照してください。 |
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それでは少し試してみます。
フォーム上にイメージコンポーネント3つを配置します。
下図では、100×100ドットのBMPファイル(Image1)、GIFファイル(Image2)、JPEGファイル(Image3)=Windows7 標準のサンプルピクチャの「アジサイ.jpg」を指定しています。
このイメージに対して効果を掛けるようにします。
本コンポーネントを配置し、構造ビューでドラッグして、上記で配置したイメージの子になるようにします。
グラデーション部分が粗くなったようです。
アジサイの黒い部分が大きくなった感じです。
Levels を「3」にします。
明暗がかなりはっきりと区分けされたような感じがします。
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Levels を「10」にします。
元のイメージにかなり近い感じです。
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