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DelphiXE3 [FMX] エンボス化効果(EmbossEffect)2013/12/01
 
前回は [Effects]内の「画素化効果」(PixelateEffect)について見てみました。次は同じく [Effects]内の「エンボス化効果」(EmbossEffect)を見てみます。
 
 
[Effects]内
FMX
 
ヘルプより。
TEmbossEffect は、表示オブジェクトのテクスチャをエンボス加工する(浮き出させる)効果を作成するためのクラスです。詳細は、「TImageFXEffect」および「FireMonkey の画像効果」を参照してください。
 
TEmbossEffect では、コントラスト線を抽出し、画像を背景よりくぼませるまたは浮かび上がらせるためにそれらのコントラスト線に影を付け加えます。エンボス加工の振幅および幅は、Amount プロパティおよび Width プロパティで設定することができます。
 
というわけで、画像のエンボス化、彫刻化、を行う効果ですね。
 

 
Amount
浮き出しの大きさを示します。
Amount は System.Single 値で、0.00 から 1.00 の範囲の値を取ります。
Amount が明示的に設定されていない場合、0.50 に等しいと見なされます。
Width
サンプル間の間隔を示します(入力サイズに対比して取得されます)。
Width は System.Single 値で、0.00 から 10.00 の範囲の値を取ります。
Width が明示的に設定されていない場合、3.00 に等しいと見なされます。
Trigger
トリガ条件を保有するプロパティ。
それぞれのトリガ条件は、プロパティ名、等号記号、トリガ値で構成されます。すべての組み込みトリガはブール値です。したがって、それらの値は True または False でなければなりません。 例:
IsMouseOver=true;IsPressed=false
トリガの値を設定は、 オブジェクト インスペクタで最も簡単に行えます。
トリガ説明
IsDragOverコントロールがドラッグされている(マウス ボタンがクリックされ、かつ押されたままになっている)際に、効果を発生させます。
IsFocusedコントロール上にフォーカスがある際に、効果を発生させます。
IsMouseOver マウスがコントロールの上を通過した際に、効果を発生させます(HitTest が True に設定されている必要があります)。
IsVisibleコントロールが画面上に表示されている際に、効果を発生させます。
その他の組み込みトリガには、以下のものがあります。
・IsActive(TCustomForm)
・IsChecked (TMenuItem)
・IsOpen (TEffect)
・IsPressed (TCustomButton)
・IsSelected(MenuItem、TTabItem、TListBoxItem、TTreeViewItem)
効果トリガに関するさらなる情報については、「FireMonkey の画像効果」の「効果のトリガ」を参照してください。
 
それでは少し試してみます。
 
フォーム上にイメージコンポーネント2つを配置します。
下図では、100×100ドットのBMPファイル(Image1)、GIFファイル(Image2) を指定しています。

 
この2つのイメージに対して効果を掛けるようにします。
本コンポーネントを配置し、構造ビューでドラッグして、上記で配置したイメージの子になるようにします。

双方の Amount を「1」にします。
 
彫りが深くなったような気がします。
 
更に、
双方の Width を「10」にします。
 
少し、はっきりした感じになりましたが……
 


 
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