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DelphiXE3 [FMX]データベース関連のコンポーネント(4) 2013/10/23
 
前頁の続き、データベース関連のコンポーネントをざっと確認だけします。
   【Delphi2010の記事はこちら】
   【DelphiXE3[VCLアプリケーション]の記事はこちら】
 
 
[InterBase]内
VCL
FMX
 
FireMonkey(FMX)VCL


(ヘルプより)
IBTable
TIBTable は,データベーステーブルをカプセル化するデータセットコンポーネントです。
 
TIBTable を使用すると,1 つのテーブルやビューのデータにアクセスできます。TIBTable は,基底の InterBase データベーステーブル内の各レコードや各項目への直接のアクセスを提供します。またテーブルコンポーネントは,フィルタを使ってデータベーステーブル内のレコードのサブセットを処理することもできます。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL


(ヘルプより)
IBQuery
TIBQuery は InterBase SQL 文を実行します。
 
SQL 文を使ってデータベース内の複数のテーブルにアクセスするには,TIBQuery を使用します。読み出し専用データセットを提供する TIBQuery コンポーネントは,InterBase クライアント/サーバー環境に最適です。TIBQuery が表す結果セットを更新するには,このコンポーネントと TIBUpdateSQL コンポーネントを一緒に使用します。
 
Query が役に立つ理由を次に示します。
・1 回に複数のテーブルにアクセスする(SQL では「結合」と呼ぶ)
・元のテーブルの行や列をすべて返すのではなく,行や列のサブセットに自動的にアクセスする
 
メモ: TIBQuery は,スケーラブルなデータベースアプリケーションの開発では特に重要です。ローカルなデータベースに対して実行するアプリケーションを将来的にリモートの SQL データベースサーバーにスケーリングする可能性がある場合は,スケーリングを容易に実行するできるように,最初から TIBQuery コンポーネントを使用します。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL


(ヘルプより)
IBStoredProc
TIBStoredProc は,データベースサーバー上のストアドプロシージャをカプセル化します。
 
TIBStoredProc オブジェクトは,クライアントアプリケーションからデータベースサーバー上のストアドプロシージャを利用する必要があるときに使用します。ストアドプロシージャは,(テーブル,インデックス,ドメインとまったく同様に)データベースサーバーのメタデータとして格納された文の集合で,データベースサーバー上で頻繁に反復実行されるデータベース関連作業を実行し,その結果をクライアントに返します。
 
多くのストアドプロシージャは,処理中に使用する複数の入力引数つまりパラメータを必要とします。TIBStoredProc には Params プロパティがあり,これによってアプリケーションは,ストアドプロシージャを実行する前に必要なパラメータを設定することができます。
 
TIBStoredProc は,ストアドプロシージャから返された結果を保持するために Params プロパティを再利用します。Params プロパティは値の配列です。ストアドプロシージャは一組の値を返したり,まったく値を返さなかったりします。
 
メモ: TIBStoredProc コンポーネントは,InterBase のストアドプロシージャ Execute でのみ使用します。InterBase の Select プロシージャを利用するには,TIBQuery または TIBDataSet を使用します。ストアドプロシージャ Execute は結果セットを返さないので,TIBStoredProc コンポーネントでは Open や Active を使用しないでください。かわりに,ExecProc を使用します。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL

(ヘルプより)
IBDatabase
TIBDatabase を使用すると,InterBase データベース接続をカプセル化できます。
 
TIBDataBase を使用すると,InterBase データベース接続をカプセル化できます。TIBCustomDataSet のすべての下位オブジェクトと TIBSQL は,TIBDataBase コンポーネントを使ってデータベースにアクセスします。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL

(ヘルプより)
IBTransaction
TIBTransaction は,データベースアプリケーションで 1 つ以上のデータベース接続に対する個別のトランザクション制御を提供します。
 
TIBCustomDataSet のすべての下位オブジェクトと TIBSQL は,データベースのデータにアクセスするためにデータベースコンポーネントとともにトランザクションを利用する必要があります。
 
メモ: InterBase Express データセットをクライアントデータセットに接続するアプリケーションでは,問い合わせはそれぞれ独自のトランザクション内で行う必要があります。各問い合わせコンポーネントに対して 1 つのトランザクションコンポーネントを使用する必要があります。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL

(ヘルプより)
IBUpdateSQL
TIBUpdateSQL は,更新のキャッシュが有効な場合に,読み出し専用のデータセットを更新するためのオブジェクトを提供します。
 
TIBUpdateSQL オブジェクトを使用すると,更新のキャッシュが有効な場合に,TIBQuery コンポーネントで表される読み出し専用のデータセットを更新するための SQL 文を提供できます。データセットが読み出し専用であるのは,設計によるものか,状況によるものかのいずれかです。設計によってデータセットが読み出し専用であるならば,アプリケーション自身はデータを更新するためのユーザーインターフェースを提供しませんが,見えないところでデータを更新するプログラムがあるかもしれません。
 
TIBUpdateSQL は,SQL-92 の制限とも考えられている問題を避ける仕組みを提供します。これによって,開発者は読み出し専用の結果セットに対して別々の更新の問い合わせを実行するための INSERT,UPDATE,DELETE,REFRESH 文を提供できます。その場合,それぞれの更新の問い合わせがエンドユーザーに透過的であることが保証されます。
 
実用的なアプリケーションでは,TIBUpdateSQL オブジェクトはデータモジュールやフォームに配置され,そのコンポーネントの UpdateObject プロパティを使って TIBQuery コンポーネントにリンクされています。UpdateObject プロパティが有効な TIBUpdateSQL オブジェクトを指している場合には,キャッシュした更新が適用されるときに,更新オブジェクトに属している SQL 文が自動的に適用されます。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL


(ヘルプより)
IBDataSet
TIBDataSet は,InterBase の SQL 文を実行します。
 
TIBDataSet を使用すると,InterBase の SQL 文を実行できます。各 TIBDataSet コンポーネントには,データを取り出す文(一般には SQL SELECT),それらのレコードを変更する文,レコードを挿入する文,レコードを削除する文,およびデータセットを更新する文に対するプロパティがあります。
 
TIBDataSet は結果セットをバッファに格納し,完全にスクロールできるようにします。TIBDataSet は TDataSet の下位オブジェクトなので,すべてのデータベース対応コンポーネントで有効に機能します。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL

(ヘルプより)
IBSQL
TIBSQL は,最小限のオーバーヘッドで InterBase の SQL 文を実行するオブジェクトを提供します。
 
TIBSQL オブジェクトを使用すると,最小限のオーバーヘッドで InterBase の SQL 文を実行できます。TIBSQL は,データベース対応コントロールとの標準インターフェースを備えていない片方向のオブジェクトです。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL

(ヘルプより)
IBDatabaseInfo
TIBDatabaseInfo は,接続しているデータベースに関する情報を返します。
 
TIBDatabaseInfo を使用すると,接続で利用したオンディスク構造体(ODS)のバージョン,割り当てたデータベースキャッシュバッファの数,読み書きしたデータベースページ数,WAL 情報など,接続しているデータベースについての情報を取り出すことができます。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL

(ヘルプより)
IBSQLMonitor
TIBSQLMonitor は,InterBase サーバーに渡す動的 SQL を監視します。
 
TIBSQLMonitor を使用すると,InterBase アプリケーションで発生する動的 SQL を監視できます。その場合,SQL モニタが各データベース接続からステータス情報を受け取ることができるように,各 TIBDatabase コンポーネントで TraceFlags を有効にします。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL

(ヘルプより)
IBEvents
TIBEvents は,アプリケーションが生成されたイベントに応答できるようにします。
 
TIBEvents コンポーネントを使用すると,アプリケーションは,InterBase サーバーが生成するイベントを対象として登録したり,非同期に処理したりできます。InterBase イベントによって,アプリケーションは,同時に実行しているほかのアプリケーションが行う動作やデータベースの変更に応答できます。その場合,データベースを定期的にポーリングしたり,ほかのアプリケーションと直接対話したりする必要はありません。
 
基本的に,アプリケーションは TIBEvents コンポーネントを使用することで,「X,Y,および Z イベントが発生したときに知らせてもらいたい」と伝えることが可能になります。' 要求したイベントが発生すると,InterBase サーバーはアプリケーションに通知して,OnEventAlert が呼び出されます。
 
TIBEvents を使用するには,Database プロパティを,InterBase サーバーに接続するコンポーネントに設定します。次に,Events プロパティを使用して,応答するイベントを示します。データベースコンポーネントが接続を開いたときに TIBEvents がそのイベントを自動的に登録するようにする場合は,AutoRegister プロパティを true に設定します。または,接続が開かれた後で Registered プロパティを true に設定することにより,明示的に登録することもできます。最後に,InterBase イベントハンドラが TIBEvents に対してイベントの発生を通知したときに応答するように,OnEventAlert イベントハンドラを記述します。
 
 
FireMonkey(FMX)VCL

(ヘルプより)
IBExtract
TIBExtract は,InterBase サーバーからメタデータを取り出します。
 
TIBExtract コンポーネントを使用すると,テーブル,ビュー,ロール,インデックスのリストなどのメタデータ情報を取り出すことができます。TIBExtract は,次のように使用します。
1.Database および Transaction プロパティを設定して,情報を取り出すデータベースを指定し,その情報を取り出すときに利用するトランザクションを提供します。
2.ExtractObject メソッドを呼び出し,取り出すメタデータの種類を示します。
3.Items プロパティから取得した情報を読み出します。
 
 
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(ヘルプより)
IBConnectionBroker
InterBase 接続ブローカ コンポーネントを実装したものです。
 
TIBConnectionBroker クラスは、InterBase 接続ブローカ コンポーネントを実装したものです。
 
 
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(ヘルプより)
IBScript
(記述無し)
 
 
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(ヘルプより)
IBSQLParser
(記述無し)
 
 
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(ヘルプより)
IBDatabaseINI
InterBase データベース情報の書き込みと読み取りの方法を実装したものです。
 
TIBDatabaseINI クラスは、.INI ファイルに対して InterBase データベース情報を読み書きする方法を実装したものです。 読み書きされる情報は、データベース名、ユーザー名、パスワード、SQL ロール、文字セットなどです。
 
 
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