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Delphi2010 ポップアップアクションバー(PopupActionBar) 2010/09/28 |
前回は[Additional]内の「ActionManager」(アクションマネージャー)および「ActionMainMenuBar」(アクションメインメニューバー)について見ましたので、今回は同じく[Additional]内の「PopupActionBar」(ポップアップアクションバー)について見てみます。ポップアップアクションバーは Delphi6 にはありません。
ポップアップアクションバーのコンポーネントを配置してみます。1つ目ですので Nameプロパティは「PopupActionBar1」となります。
ポップアップアクションバーは、ヘルプによると
TPopupActionBar は TPopupMenu のサブクラスです。
TPopupActionBar は、TPopupMenu を拡張して、各メニュー項目とアクションを関連付けるためのオプションを提供します。 |
とあります。
しかし、通常のポップアップメニューでも、メニュー項目にアクションを指定する事は出来るようになっていますし、通常のポップアップメニューとプロパティ内容も同じように見えます。唯一異なるのは、ポップアップアクションバーの方には Popupプロパティというのがありますが、ヘルプによると、
ポップアップ アクション バー コントロールによって使われるポップアップメニューを指定します。
ポップアップ メニューをポップアップ アクション バーに関連付けるには、PopupMenu を既存の TCustomActionPopupMenuEx オブジェクトに設定します。 |
とあり、その「TCustomActionPopupMenuEx」をヘルプでみると
TCustomActionPopupMenuEx は、ポップアップ アクション メニュー バーのクラス型です。
TCustomActionPopupMenuEx は、ポップアップ アクション メニュー バーのクラス型です。TCustomActionPopupMenuEx クラスの主な目的は、ポップアップ アクション メニュー バーを作成するために使われる LoadMenu メニューを提供することです。 |
とありますが、正直よく分かりません。
アクションマネージャーでこのポップアップアクションバーが関連付けられて、ポップアップアクションバーが利用者側でカスタマイズできるような操作があって、そのメニュー内容の保存・呼び出しが出来るようになっているのであれば、そういう利用価値はあると思われるのですが、現状では、
アクションマネージャーでポップアップアクションバーを関連付ける事は出来ないようですし、利用者側でカスタマイズ出来る状態でもありませんので(「カスタマイズ」を付けても、ポップアップメニューはすぐに消えてしまうため、メニューへのアクションの貼り付けは実質出来ない)、どうもそういう利用は出来ないように思われます。
ポップアップメニューそのものは、通常のポップアップのコンポーネント同様に<メニューデザイナ>にて作成する事は出来ますので、利用そのものは正常に行えます。
<メニューデザイナ>でメニュー作成
↓
メモのPopupMenuプロパティを指定
↓
保存・コンパイル(再構築)・実行
メモの上で右クリックすると
ポップアップメニューが表示されます
<オブジェクトインスペクタ>でのプロパティについては、ポップアップメニューとほぼ同じですし、特に記述する必要も余り無いと思われますので省略します。
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