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今回は、ソリッド図形関連のサンプルとして、範囲選択したソリッド図形のエッジ線(外郭線)を作図するプログラムを作成しようと思います。
ソリッド図形には、
・線形ソリッド図形
・三角形ソリッド図形
・四角形ソリッド図形
・円ソリッド図形(全円、弓形、扇形、円外側)
・円周ソリッド図形
・円環ソリッド図形(同一扁平率タイプ)
・円環ソリッド図形(同一幅タイプ)
という種類があるのは既に述べた通りですが、このうち、線形ソリッド図形と円周ソリッド図形はもともとエッジ線のようなものなので除外するとして、それ以外のソリッド図形のエッジ線として、線分・円・円弧楕円楕円弧を作図するものとします。
なお、線分については、始点終点が完全一致(重複)するものについては、多角形状態のソリッド図形の区分線とみなして作図しないものとします。線分の一部分を重複するだけのもの等は作図します。円円弧楕円楕円弧については、この重複チェックはありません。
なお、円環ソリッド図形(同一幅タイプ)で内円が発生しない異常データは作成しないよう注意して下さい。この場合は、本プログラムでは扇形のような作図となり、Jw_cad が描画する形状と異なってしまいますが、この異常ソリッド図形の端点を拾いに行こうとすると、Jw_cad がフリーズする場合があります(Ver.6.21aで確認;本プログラムとは一切関係ありません)。御注意下さい。
それではバッチファイルです。
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p053_ソリッドのエッジ線.bat |
REM p053−ソリッドのエッジ線
@echo off
REM #jww
REM #cd
REM #hf
REM #zs
REM #zc
REM #zz
REM #zw
REM #bz
REM #h1
REM #hc 範囲選択をして下さい。
REM #g1
REM #hr
start /w p053.exe |
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範囲選択を行った後、外部変形プログラムを実行し、画面表示されます。範囲選択で読み込んだソリッド図形の個数を確認表示しています。[OK]をクリックすると、そのソリッド図形のエッジを作図します。
Delphi6でのプログラムの作成方法については、これまでと同様ですので今回から省略します。ソースプログラムについては、今回のバッチファイルと実行ファイルと一緒に Pcataサイトに置いておきますので必要な方はそちらからダウンロードして御覧下さい。
これで一通りのデータ参照、作図処理、変更処理、等が終わりましたので、ソースプログラム公開を行いながらの外部変形アプリケーション・サンプル作りはこれにて完了/今回で最終回とします。
尤も、これで外部変形アプリケーション作りが終わった訳ではありません。Pcataサイトで公開していく予定ですが、ソースプログラム公開やプログラムの説明等は行わない予定です。
なお、これまでに公開したソースプログラムは改変可能な著作権フリー状態としますので、自己責任・自己努力で御自由に外部変形アプリケーション開発のお役に立てて頂ければ、と思います。作成してきた「MyFunc.pas」及び「JwwGaibu.pas」については、今回のものが最新・最終となりますので、今回のものを御利用下さい。
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