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今回は、寸法図形の作図のサンプルとして、水平寸法の作図を行うプログラムを作成しようと思います。サンプルですので余り機能はありませんが興味のある方は色々と試してみて下さい。
ここでの水平寸法は
というように、計測始点の指示、計測終点の指示、高さの位置の指示を行い、下記のような寸法設定用の画面を表示を行います。
始点側の端点・終点側の端点を指定します。端点は点マーカで作図します。ですのでその点マーカのための倍率の入力があります。寸法値の文字種の指定、寸法値の前に付加する接頭文字、寸法値の後に付加する接尾文字があります。この接頭・接尾文字は、移動・複写・パラメトリック変形によって消失しますので注意して下さい。寸法値は、小数点以下３桁で四捨五入で丸め処理を行っています。これも上記と同様、移動・複写・パラメトリック変形によって状態が変わります。また、パラメトリック変形で任意角度に変形を行うと、端点の角度がおかしくなりますので注意して下さい。
Jw_cad では SXF対応拡張寸法図形という機能が内部にありますが、残念ながら現在のバージョン（Ver.6.21a）では、外部変形アプリケーションで利用する事は出来ません。
水平線と寸法値の２つがまとめられて寸法図形となります。この場合の寸法値の基点は左下になるようです。基点を中下にしてみましたが無効となりました。また、寸法属性も無効となるようです。
この水平寸法の外部変形では、寸法値の左出し,又は,右出しや、狭い場合の端点反転、寸法値の移動、等の処理は実装していませんので出来ません。 軸角には対応しています。
現在のレイヤグループ・レイヤ・線色・線種・線幅で作図を行うようにしています。実寸モードでの実行を行っていますが、図寸mmで入力した数値や文字関連などは、現在のレイヤグループの縮尺を読み取って、分母値を掛けています。
点マーカデータの端点用のものは前回同様、
| 1 | blancked arrow | △ | 縦2.5mm、横7.5mm |
| 2 | blancked box | □ | 縦横2.5mm |
| 3 | blancked dot | ○ | 直径2.5mm |
| 4 | dimension origin | ○ | 直径2.5mm |
| 5 | filled box | ■ | 縦横2.5mm |
| 6 | filled arrow | ▲ | 縦2.5mm、横7.5mm |
| 7 | filled dot | ● | 直径2.5mm |
| 8 | integral symbol | 〜 | 弦長さ2.5mm、45° |
| 9 | Open Arrow | ＞ | 縦2.5mm、横7.5mm |
| 10 | slash | ／ | 線長5mm、45° |
| 11 | unfilled arrow | △ | 縦2.5mm、横7.5mm |
となっています。これは SXF仕様と同じになっています。大きさを変える場合には倍率を指定します。
それではバッチファイルです。
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| p052_水平寸法.bat |
REM p052−水平寸法の作図
@echo off
REM #jww
REM #cd
REM #hf
REM #zs
REM #zc
REM #zz
REM #zw
REM #1- 計測始点を指示して下さい。(L)free (R)Read
REM #2 計測終点を指示して下さい。(L)free (R)Read
REM #3 高さの位置を指示して下さい。(L)free (R)Read
REM #hr
start /w p052.exe |
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Delphi６でのプログラムの作成方法については、これまでと同様ですので今回から省略します。ソースプログラムについては、今回のバッチファイルと実行ファイルと一緒に Pcataサイトに置いておきますので必要な方はそちらからダウンロードして御覧下さい。
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