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紙の電子情報化
部品・製品を製造するメーカーや、商品を取り扱う商社では、そのモノのカタログ・チラシ・パンフレット等、お客様に広告PRするための資料があります。まずはその紙の資料をコンピュータで見れるようにしましょう、という訳で作られた「電子カタログ」があります。
16bitパソコンが普及し、仕事の道具として使われ出した頃。NEC社はビジネス用16bitパソコン「PC-9801」を発表。しかしその頃はまだカセット時代でフロッピーディスク装置(FDD)は高額な別売オプション。FDDが標準装備された「PC-9801F/M」(F:640KB、M:1MB)からFDが利用でき、「DiskBASICシステム」を利用して「電子カタログ」を作る会社が出始めました。
その頃はまだ、商品の簡易図と諸元表の表示、各種インフォメーション、程度の機能しかありませんでした。その後、Microsoft社の「MS-DOS」が普及されると、MS-DOS対応のものが登場し、MS-DOS上で動作するパソコンCADの登場により、図形データ集である「電子カタログ」がいろいろ出てきました。また、各種計算プログラムの方も幾つか出始めます。商品とは関係のない計算プログラムは、それこそポケコン時代から存在しますが。そして、Windows時代になってくると、ビジュアル面に重点を置いた電子カタログが登場します。「Adobe Acrobat」のPDF形式、ホームページのHTML形式、プログラム形式、「macromedia Director」を使ったマルチメディア・タイトル。
様々なモノが登場しましたが、基本的には広告PRメディアの1つであり、タダでお客様に配布するのが通例となっています。その電子カタログを見てもらって、社の商品を買ってもらう、という目的のためです。CADデータ集/FD時代は、枚数が増えると費用がかさんでしまいますので、手数料が必要だったり、レンタル状態(しばらくしたらメーカーに返却する)だったりしました。現在はほとんどCD-ROM化しており、CD-ROMのマスターを作って業者で大量生産すると費用は結構安価になっています。更に、インターネットの普及により、HPで参照/ダウンロードでよろしく、という所も多くなっています。
 
@紙の資料からの入力
@-1:ひたすら手入力!
文章データは、テキストエディタやワープロソフト等、図形データは、CADやドローソフト等、諸元等の表データは、表計算ソフトやデータベースソフト等、ホームページ状態にしたい場合には、ホームページ作成ソフト、を利用して、ひたすら手で入力するパターン。
@-2:スキャナ入力
フラットタイプのイメージスキャナを使って、原稿をそのままパソコンに取り込みます。スキャナで取り込むと、Windowsの場合には通常、WindowsBitmap(BMP)形式、TIFFイメージ、JPEGイメージ、となりますので、そのまま画像データとして利用するか、OCRソフト(文字認識ソフト)を利用してテキストデータに変換したり、図データの場合には、RV変換ソフト(ラスターデータ→ベクトルデータ)を利用してCADデータにする、等の手法があります。
但し、スキャナを使う場合には、ノイズやチリ、折れ部分、水気等がゴミとして出てきますので、それを手で除去して綺麗にする作業が必要になるかもしれません。
また、OCRやRV変換を行った後のデータには、誤変換がつきものですので、これも手で修正する必要が出てきます。
@-3:フィルムスキャナ
普通のカメラで写真を取り、現像し、ネガ等から直接、パソコンへデータを読み込むパターンです。但し、パソコンレベルでのフィルムスキャナは、写真屋さん程のクォリティはなかなか出せないと思っておきましょう。綺麗なデータにするのは結構難しい場合が多いです。
@-4:デジタルカメラ
原稿や商品そのものをデジタルカメラで撮影すると、JPEG形式やTIFF形式のイメージデータとして扱う事が出来ます。文章を読ませたい場合には余りオススメ出来ません。レンズの特性により、端の方はひずんでしまったり、OCRソフトに掛けれる程の解像度は得られないからです。商品の外観写真を容易に扱いたい場合によく利用されます。
現在は、安価でホームページ目的の200万画素か、少し高めで印刷目的の300万画素以上、あとは軽さや扱い易さ等で、選択する機種を決めるのが普通です。

Aシステム選択
以前のFD型であれば、PCの電源を入れ、FDを挿入して起動したら、FDでブートして、カタログシステムが実行される、というもの。
Windows/CD-ROM型であれば、Windowsが起動されている状態で、CD-ROMを挿入したら、自動的にCD-ROMから実行される、というもの。
セットアップ(インストール)を行ってから、通常アプリケーションと同じく、実行するもの。形態としては、色々です。
 
A-1:NEC PC-9801/DiskBASIC時代
DiskBASICでブート可能なフォーマットを行い、BASICプログラムで作り、自動実行するようにします。機械語も使えますが必要無いでしょう。その他のプログラミング言語は基本的に使えません。
A-2:MS-DOS時代(初期)
プログラムは、MS-DOSで実行出来れば良いので、機械語(アセンブリ言語で記述してアセンブル)や、BASIC、FORTRAN、C、Pascal等で記述してコンパイル、を行って作成します。初期の頃は、例えば「一太郎3」のように、MS-DOS Ver2.11のブートシステムと一緒に提供するパターンがありました。
A-3:MS-DOS時代(後期)
MS-DOSの不正コピーが社会問題となり、裁判となったりしたこともあり、オリジナルのブートシステムを作るソフトハウスや、もうブートする事を諦めて、セットアップしてから利用して下さい、というパターンのどちらかになってきました。
A-4:Windows3.1時代
基本的には、セットアップしてから利用するパターンか、単純なデータ集。で、マルチメディア機能としても不十分だったため、また、MS-DOS時代とはかなり異なるプログラミング環境のために、この頃には余り力を入れないところが多かったです。
A-5:Windows95以降
OSがマルチメディアに力を入れるようになり、「Director」のようなマルチメディア・タイトルを作成するオーサリングソフトが登場し、それを利用するケースがかなり多くなりました。通常のプログラミング環境も整ってきており、CD-ROMを挿入したら自動的にCD-ROM内の指定プログラムを実行出来るようにする事が出来るようになったため、それを利用する事が多くなりました。アプリケーションのセットアップ・プログラムも、セットアッププログラム作成ソフト「Install Shield」というソフトの登場により、開発側の作業はかなり軽減されました。そして、コンテンツ作成に力を集中出来る環境になっていきました。
A-6:インターネット
当初、米国の軍・学校・研究所関係でしか使われていなかったインターネットが、一般に解放されるようになり、爆発的にネットブームになりました。インターネットを広告PRの場として利用する事が当たり前の事となり、商品情報等もインターネットに記載するのが通例となっています。現在は、商品検索ポータルサイトや各種ASPサイト、EC絡み、等、様々なものが出始めています。

B構成(レイアウト)
B-1:システムを動かすまでのステップ
メディアを入れたら自動的に実行されるパターン(上記参照)、セットアップを行ってから実行するパターン、何かのソフトを動かしておいてデータを読み込んでねというパターン、のいずれかとなります。
B-2:会社概要
広告PRですので、会社概要を入れるのが通例です。写真・地図・沿革・組織図・挨拶文等。
B-3:商品解説
商品の写真・各種諸元・説明文・各種計算関連・その他イロイロ、表現したい内容を記述します。
B-4:商品検索
商品を1つ1つ詳細解説する場合には、商品数が多い場合、どうしても検索システムが必要となってきます。分類化して選択、諸元選択による検索、キーワードによる検索、計算による算出、等あり得ます。これがカンタンに扱えるかどうかでカタログ・即ち商品を利用してくれるかどうかが決まってくる場合もありますので慎重に行いましょう。
B-5:技術情報
商品に関連する技術情報を記載したい場合には、これもデータ化しておきます。
B-6:アピール、アピール!
アピールしたい所は必ず、アピールします。ISO 9000/14000等を取得していれば、そういうのも当然、記載しておきます。

Cデータ化
C-1:プログラム
MS-DOS時代のプログラムファイルの拡張子は、「.COM」か「.EXE」、バッチファイル「.BAT」のいずれかとなります。起動時に自動実行されるのは「AUTOEXEC.BAT」となります。プログラムを自動実行させたい場合には、AUTOEXEC.BAT内にそのプログラムファイルを指定しておきます。
Windows時代のプログラムファイルの拡張子は「.EXE」となります。CD-ROM挿入時に自動実行させたい場合には、そのCD-ROMのルートフォルダに、以下のような内容のファイル「autorun.inf」を入れておきます。(○○○.exeが、自動実行されるプログラムファイル名となります。)
[autorun]
open=○○○.exe

C-2:マルチメディア・タイトル
メジャーなのは、macromedia社のオーサリングソフト「Director」を利用することです。インタラクティブなモノや、動画・スライドショウ等、よく利用されるツールです。
他には、同社の「FLASH」を使うパターン。スライドショウ程度ならばこれでもOK。但しオーサリング機能は余り無いですが、工夫すればそこそこイケます。
C-3:マニュアルならばPDF
データを再加工出来ないようにしつつ、印刷イメージで表示させる事が出来、無償のビューワー「Acrobat Reader」で見る事も配布する事もできる、PDF形式ファイル。Adobe社「Acrobat」を使って、プリンタへ印刷する代わりに、Acrobatの仮想プリンタへ印刷しますと、PDFファイルが作成されます。
HTMLと組み合わせて、表示ページの制御をさせる事も出来ます。
※Microsoft社のワード(.DOC形式)やパワーポイント(.PPT形式)は、通常の作業等ではよく利用されますが、カタログ配布データ形式としてはほとんど利用されていません。(一応、ワードデータやパワーポイントデータの無償ビューワー等はありましたが・・・)
C-4:画像形式
Windowsで標準利用される画像形式は、Windows Bitmap File つまり BMP形式。しかしこれは、Macintosh等では標準利用出来ません。通常はデータ圧縮もされていませんので、ファイルサイズがかなり大きくなります。
ホームページ関係でよく利用されるのが、写真向け(フルカラー対応)のJPEG形式と、イラスト向け(256色対応)のGIF形式。最近出てきたPNG形式(フルカラー対応)。いずれもデータ圧縮されますので、ファイルサイズを小さくする事が出来ます。
その他には、TIFF形式がありますが、スキャナやデジカメでの取り込み後のデータ形式であったり、建設CALS/ECで扱われる事もありますが、圧縮方法にいろんな種類があり、少し取り扱いが難しいかもしれない形式です。インターネット上では利用されません。
C-5:動画形式
Windows標準は、AVI形式です。但し、圧縮をほとんどしない為にファイルサイズがかなり大きくなります。他には、MPEG形式、MPEG-2形式、どちらかというとMacintoshで良く利用されるQuickTime形式、等があります。これらはTV画像をキャプチャ(取り込み)する時などに使われます。
パラパラ漫画のようなスライドショウ等は上記のDirector形式やFLASH形式、アニメGIF形式、等を利用します。
インターネット上では、Directorを使って出力されるshockwave形式等がよく利用されます。
C-6:音関係
効果音・サンプリング音等は、WindowsのWAVE形式、MacintoshのAIFF形式、高圧縮可能なMP3形式、が利用されます。
音楽(楽譜的入力なメロディ)は、通常、MIDIを使います。
動画や効果音等はファイルサイズが大きくなるので、インターネット上では、ストリーミング技術(ちょっとずつ読み込んでちょっとずつ再生していく方式)を利用する場合があります。ストリーミング対応のRealMediaファイルは、再生するのに「RealPlayer」が必要となります。
当然ながら、使用するパソコンにサウンド機能が無い場合・スピーカが無い場合には、音は鳴りません。
C-7:インターネットならHTML形式
インターネット上にいろんな内容のページを書きたい場合には、HTML形式を利用します。詳しくは、ホームページコーナーへどうぞ。
最近は、アプリケーションソフトのヘルプ機能にHTML形式を利用する事が多くなってきました。CD-ROMの挿入・自動起動で、HTMLファイルを読み込ませ自動的に表示するようにしておけば、カンタンなプレゼン資料や電子カタログに仕上げる事も可能です。

Dメディア化
作成したコンテンツを、どのようなメディアにするか、を決めます。
D-1:FD
以前はFDしか使えない為によく利用されていましたが、現在はほとんど利用されません。理由は、容量が少ない事(1MB程度)、枚数が多くなると費用も掛かる事、メディアの耐久度も低い事、等が挙げられます。
D-2:CD−ROM
一般的にパソコンで利用されるCD−Rディスクは1枚640MBで100円以内。ディスクアットワンス方式/ISO 9660形式でマスターディスクを作成し、CD-ROM作成業者で大量生産してもらいます。ラベル貼りやプリンタブルで1枚1枚自分でラベリングするのも良いですが、枚数が少ない場合に限られるでしょう。枚数が何千枚となると作業量が大変ですし、独自ラベリングには素人っぽさが出てしまいます。
D-3:カード型CD−ROM
名刺サイズの四角いCD−ROM。30MB程度で300円程とやや高めですが、そのコンパクトさと、なんとなく「今時」で、斬新さ、でアピール度は増すかも!?
D-4:インターネット
ホームページ作成は、現在、もはや「当たり前」となりつつあります。特に、製品・部品メーカーや商社は、ホームページ作成は、やらねば時代に取り残されてしまう危機感を感じる事でしょう。
 
なお、データ化を行い、商品検索を行う場合には、いくつかの手法があります。
1)HTMLで書いて、いかにも検索しているように、見せる。
2)JavaScriptを利用して、検索しているように見せる。
3)CGI(HTML&Perl言語が基本)の利用
4)Javaの利用(サーブレット&JSP)
5)SQLの利用
6)その他

これからもどんどん時代に従って、いろいろな技術が出てくるかもしれません。いや、きっと出てくるに違い無いでしょう。但し、技術は技術、広告は広告として、何をどう表現するかを見極める必要があるでしょう。
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