飾り罫線などの線を作図する外部変形アプリケーションです。
外部変形「p105_線の作図2」「p206_線の作図3」の派生系です。
このソフトは、画面の位置を前回位置の保存・呼出で行っており、他のソフトのようなマウス位置での表示という事は行っておりません。
線分(上線・中線・下線)は現在のレイヤグループ(書込みレイヤグループ)、現在のレイヤ(書込みレイヤ)、現在の線色・線種・線幅で作図されます。図形は、その元々のレイヤグループ・レイヤ・線色・線種・線幅で作図することも出来ます。
図形は、「選択図形」「JWS図形」のうちから選択します。
「選択図形」を利用する際は事前に「選択図形登録」を行って下さい。
「JWS図形」を利用する際は、画面下にある「JWS図形ファイル選択」の右端にある[参照]ボタンをクリックし、事前に JWS図形ファイルを選択しておいて下さい。
※外部変形ですので曲線属性・ブロック図形を扱う事は出来ません
(更に、選択図形の場合、SXF対応拡張寸法図形を選択すると
端点矢印・寸法補助線を扱う事ができません また、ソリッド図形に
つけた属性は扱えません)
図形は「作図属性設定」に従って、元レイヤ・元線色・元線種で作図するか 又は 現在のレイヤグループ(書込みレイヤグループ)、現在のレイヤ(書込みレイヤ)、現在の線色・線種で作図するかを選択します。
図形の作図範囲を読み取り中心点を算出して処理されますので図形の基点は関係ありませんが、基点は図形内になるようにして下さい。指示線の傾きに応じて、図形も回転処理されます。倍率指示はありません。等倍のみです。
※バッチファイルで「REM #zw」を指定していますので、線毎個別線幅指定をしていない場合は、線幅値に標準値「0」ではなくその線色の設定線幅値で作図されますので御注意下さい。
但し、外部変形ですのでブロック図形内部を直接操作する事が出来ませんので御注意下さい。もし、ブロック編集を行っている状態で動作させる場合には、本アプリケーションを、Jw_cad をインストールしたフォルダに入れて実行せねばならない場合がありますので御注意下さい。また、選択した要素データの曲線属性・寸法グループ化は解除されますので御注意下さい。 |
本アプリケーションはシェアウェアです。レジストしていない場合(試用時)は図面用紙の四隅に試用版文字がランダムに作図されます。レジストして頂いた場合、それらは作図されなくなります。 |
操作手順:
Jw_cad から「その他」→「外部変形」
「p207_線の作図4.bat」実行
[2点指定]をクリック(又は作図画面で(L)クリック、又は(1)キー)を行う場合:
始点を指定し、終点を指定すると、その2点間の線を作図します。
[複数点指定]をクリック(又は作図画面で(R)クリック、又は(2)キー)を行う場合:
第1点を指定、第2点を指定、・・・
[点指示終了]をクリックすると、その点間の線を作図します。
[選択図形登録]をクリック(又は(3)キー)を行う場合:
作図したい図形の範囲選択を行います。
[設定]をクリック(又は(4)キー)を行う場合:
作図する線の設定画面が表示されます。
図形は、「選択図形」又は「JWS 図形」のいずれかを指示します。
「選択図形」を指示する場合は、[選択図形登録]を行って下さい。
「JWS 図形」を指示する場合は、画面下にある「JWS図形ファイル選択」の右端にある[参照]ボタンをクリックし、事前に JWS図形ファイルを選択しておいて下さい。
「p206_線の作図3」では決まったシンプルな図形しか選択出来ませんが、本アプリケーションでは、自分で作図した任意の図形を選択して作図することが出来ます。
ここで作図する図形の種類を設定し、左端にあるチェックマーク(○)にチェックをしたタイプの線を作図する事になります。
右横に図形の幅・高さの数値欄がありますが、図形を選択するとその図形の範囲を読み取り、表示されます(図寸mm)。この数値欄は入力できません。図形の基点も範囲読み取りされますので通常、基点は図形範囲内にして下さい。
※図形の幅・高さが綺麗に読み取れない場合は、図形を任意サイズの矩形で囲むようにして下さい。
図形の配置方法を
「両端調整」
「均等配置」
のいずれかで指示して下さい。
指定2点と丁度にならない場合、
両端調整を行った場合は、両端に間隔が自動追加されます。
均等配置を行った場合は、各間隔値が自動追加されます。
基準点には、以下の
上
中
下
のいずれかを指示して下さい。
上線・中線・下線には
なし
間隔
全長
のいずれかを指示して下さい。
「間隔」を指示すると、図形と図形の間に線を作図します。
(図形幅内に線は作図しません)
「全長」を指示すると、指示2点間にそれぞれの線を作図します。
(図形の横線と重なる場合は重複線となります)
※指示2点の傾き角度+90°を上、反対側を下、とします。
※各線の連結処理・重複処理は行われませんので御注意下さい。
※複数点指示の際、途中の指示点を同一点指示しないで下さい。
※複数点指示の際、上線・中線・下線で「全長」指示を行っている場合は
その上線同士・中線同士・下線同士のコーナー処理は行いますが、
それ以外について各線のコーナー処理は行われませんので御注意下さい。
(コーナー処理により長くなった部分の図形の作図は行われません)
四角ソリッド図形2つの例
図形は1/1のレイヤグループで作図しておくとやりやすいです。
10mm×10mmの2つのソリッド図形を作図しておき、
[選択図形登録]をクリックします。
図形を範囲選択します。
[選択確定]します。
[設定]をクリックします。
幅「20」高さ「20」が自動的に入ります。
配置:「間隔指定」、間隔:「10」と入力し、中線を「間隔」にしておきます。作図属性設定で「□◆書込み【レイヤ】に作図」をチェックしておきます。
[OK]をクリックします。
[2点指定]をクリックします。
始点、終点を指示します。
作図できました。
図形と図形の間は「間隔:10 図寸mm」開いており、中線(間隔)指示していますので間隔部分に中線を作図しています。
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