範囲選択、又は、全選択をした要素データのうち、線・円・円弧楕円、点・寸法図形・ソリッド図形に対して、そのレイヤグループ・レイヤに対応する線幅への変換を行う外部変形アプリケーション・プログラムです。設定内容は20セットまで行う事が出来ます。設定内容は、フォルダ・ファイル選択画面はなく、入力した内容がそのまま保存・呼び出しされます。(※キャンセル、右上[×]ボタンを押した場合は保存されませんので御注意下さい。)
Jw_cad では、AutoCADにおける ByLayer指定、つまり、レイヤ依存による線色・線種・線幅の設定というのはありません。但し、レイヤを切り替えた際の初期設定として線色・線種・線幅を切り替えるという機能は環境設定ファイル(JWFファイル)にて実現する事は可能です。但し、あくまでも初期設定であり、線属性画面や属性取得等により、線色・線種・線幅は自由に変更出来てしまいます。
この外部変形アプリケーションは、そうやって自由に変更してしまった線幅を、レイヤ設定線幅に変換してしまおうというツールです。
※図形要素の作図順序は元の状態と変わってしまいますので御注意下さい。
※寸法図形の寸法値線の線幅は変換直後、画面上に反映されない様子です。寸法図形解除を行うと反映されます(現在の Jw_cad の外部変形における仕様)
※SXF対応寸法図形要素を変換すると、端点・引出線が消えてしまいますので御注意下さい(現在の Jw_cad の外部変形における仕様)。
標準幅の要素データ(個別に線幅指示をしていない要素データ)には、その線色の線幅値に変更されてしまいますので御注意下さい(※Jw_cad での外部変形仕様のため)。変更されて欲しくない場合は、範囲選択させないようにして下さい。
但し、外部変形ですのでブロック図形内部を直接操作する事が出来ませんので御注意下さい。もし、ブロック編集を行っている状態で動作させる場合には、本アプリケーションを、Jw_cad をインストールしたフォルダに入れて実行せねばならない場合がありますので御注意下さい。また、選択した要素データの曲線属性・寸法グループ化は解除されますので御注意下さい。 |
本アプリケーションはシェアウェアです。レジストしていない場合(試用時)は図面用紙の四隅に試用版文字がランダムに作図されます。レジストして頂いた場合、それらは作図されなくなります。 |
操作手順:
Jw_cad から「その他」→「外部変形」
「p132_レイヤ→線幅変換.bat」実行
実行サンプルは、Jw_cad 標準の「Aマンション平面例.jww」を利用しています。
[範囲選択]又は[全選択]を指定
以下、[範囲選択]を指定した場合
([全選択]の場合は、すぐ「外部変形の画面表示」へ移行)
範囲始点を指示
範囲終点を指示
[選択確定]をクリック
外部変形の画面表示
対象図形のうち、線、円、円弧、楕円、楕円弧は必ず変換
□点 にチェックを入れると、点、点マーカを変換
□寸法図形 にチェックを入れると、寸法図形の寸法値線を変換
□ソリッド にチェックを入れると、ソリッド図形の
線形ソリッド・円周ソリッドを変換
□任意色 にチェックが無い場合は、任意色ソリッドは除外
□任意色 にチェックを入れると、任意色ソリッドも変換
[ALL -1]クリアをクリックすると、このタブ内の項目を全て
初期状態(コメント無し 各値を-1値)にします。
[ALL 0]クリアをクリックすると、このタブ内の項目を全て
0値の状態、コメント無し状態にします。
[JWF読取り]をクリックすると、環境設定ファイル(JWF)の
「LAYWID_〜」から値を取得する事が出来ます。
※上記の -2値、-1値ともに -1値として設定します。
完了
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