座標ファイルって何ですか?
座標を指示して線を描きたい
JW_CAD(MS-DOS版)の多角形コマンドは?
座標ファイルとは、図形の各頂点のXY座標などを記述したテキストファイルで、Jw_cadで座標ファイルを新規作成したり、座標ファイルを読み込んだり、座標ファイルを編集する事によって、その図形をJw_cadで作図しよう、というものです。
Jw_cadの座標ファイルには様々な機能がありますが(※外部変形機能も座標ファイルを利用しています)、ここでは座標ファイルで線を作図する場合について記述します。
①メニュー「その他」≫「座標ファイル」
又はツールバー「その他(1)」「その他(11)」の「座標」クリック
②[ファイル編集]又は[新規ファイル]をクリックして下さい。環境設定で指定している外部エディタが実行されます。「ファイル編集」の場合は標準状態で、JWWフォルダ内の座標ファイル機能用一時ファイル「ZTEMP.TXT」が開きます。[新規ファイル]をクリックした場合は、外部エディタを新規状態で動かす事が出来ますがファイル名は指定無し状態となりますので注意して下さい(名前を付けて保存を行い、上記「ZTEMP.TXT」へ上書き保存を行って下さい)。
③作図したい連続線の座標を入力します。
X座標、Y座標の値をmmで 半角空白で区切って入力します。
(※数値に3桁区切りのコンマ(,)や英字等は付けないでください。
全角空白やコンマ(,)でXYを区切らないで下さい。)
Enter]キーで1座標ずつ改行していきます。
入力が終わったら、外部エディタを閉じて、変更を保存します。
④[ファイル読込]をクリックして下さい。
⑤作図する位置をマウスで指示します。
標準状態で、マウスで指示した座標点が(0,0)となります。
⑥作図完了です。
座標ファイルは、通常はXYで入力します。YXで入力する場合(測量座標等)は、[ファイル読込]ではなく[YX座標読込]をクリックして下さい。
座標ファイルは、
0 0
100 0
100 50
0 50
のように入力すると、点(0,0)→(100,0)→(100,50)→(0,50) となる連続線の作図を行います。
XYの座標値は、半角空白で区切ります。
全角空白や「,」等は使えません(「図形がありません」と表示されて作図出来ません)。
座標値をmm単位ではなく、m単位で入力する場合には、[mm単位読書]ボタンをクリックして、[m単位読書]という表示状態にしてから、[ファイル読込]又は[YX座標読込]をクリックして下さい。
連続線ではない場合、例えば、線1本1本 描いていきたい場合には、
0 0 100 0
0 50 100 50
0 0 100 50
のように入力すると、
線 (0,0)→(100,50)
線 (0,50)→(100,50)
線 (0,0)→(100,50)
の3本の線を作図します。また、
0 0
100 0
100 50
0 50
0 100
200 200
200 250
0 250
のように、改行で区分けすると、そこで 次の連続線 と認識されて、2つの連続線が作図されます。
座標ファイルの機能には、他にもいろいろあります。
★作図する際には、作図するレイヤグループの縮尺、画面の拡大縮小倍率に注意して下さい。作図状態によって図形が大き過ぎ/小さ過ぎて画面上に見えない場合があります。