SXF形式(SFC形式/P21形式)で出力したファイルが他のCADで読み込めない
SXF形式で保存する際の注意点

・Jw_cad Ver.8.10~8.24a
Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージを導入する必要があります。
又は、8.25~では不要になっていますので最新バージョンにアップデートして下さい。

バージョン

Jw_cadで出力されるSXF形式の対応バージョンは、レベル2・Ver.3.30対応となっています。但し、Jw_cad自身がレベル2の全フィーチャ・データ要素を持っていないため、レベル2・Ver.3.30ネイティブで編集可能であるわけではありませんので御注意下さい。
 

精度

Jw_cadは倍精度実数型のCADですが、SXFに関しては、JACICライブラリをそのまま利用しており、JACICライブラリでの制限がそのまま反映されます。そのため小数点以下6桁となります。
 

尺度

Jw_cadではレイヤグループ毎に縮尺を指定する事が出来るようになっていますが、SXFでは部分図として指定する事になっています。
 

レイヤ

Jw_cadではレイヤグループ16×レイヤ16=合計256レイヤ、SXFも最大256レイヤまでとなっていますが、出力出来るのは255レイヤまでとなっているようです。(SXF保存時にメッセージ画面が表示されるようです)
図形の存在しないレイヤは、出力されません。
そのため、レイヤ名だけを出力したいという事は出来ないようです。
SXFには同一名のレイヤは存在してはならない、という制限があるようですが、Jw_cadにはありません。そのため、同一レイヤグループ内に同じレイヤ名がある場合には、それを区別するために、レイヤ名の前にレイヤ番号を示す文字が自動的に付加されます。異なるレイヤグループに同一レイヤ名がある場合には、同じレイヤとして出力されるようです。
 

SXFでは、既定義色16種類+ユーザー定義色240=合計256色が使えるようになっています。Jw_cadはメニュー「設定」≫「基本設定」≫「色・画面」の「プリンタ出力要素」の線色で出力されるようになっていますので注意して下さい。SXF対応拡張線色はそのまま出力されます。
・メニュー「設定」≫「基本設定」≫[DXF・SXF・JWC]画面の「□補助線を出力しない」のチェックを入れると、補助線色(補助線色のデータ)はSXF保存されません。チェックを外すと「補助線」レイヤとしてまとめられて出力されます。「補助線」レイヤは非表示状態となっています。
 

線種

SXFでは、既定義線種15種類+ユーザー定義線種16=合計31線種が使えるようになっています。Jw_cadで設定した基本線種はこの既定義線種1~15のうちのいずれかの線種に割り当てて出力されます。設定については、メニュー「設定」≫「基本設定」≫[DXF・SXF・JWC]画面で行って下さい。
・「既定線種変換設定」の「SXF」右横の数値選択コンボボックスに空欄を指示すると、「線種コードの値に異常があります。:フィーチャID<->線種コード<0>フィーチャ名:<~>」というエラーメッセージが表示されますので必ず「1」~「15」の値を指示して下さい。
・メニュー「設定」≫「基本設定」≫[DXF・SXF・JWC]画面の「□補助線を出力しない」のチェックを入れると、補助線種(補助線種のデータ)はSXF保存されません。チェックを外すと「補助線」レイヤとしてまとめられて出力されます。「補助線」レイヤは非表示状態となっています。
・ランダム線種は SXF-1(実線)に変換出力されます。
・倍長線種は SXF-17~20 ユーザー定義線種として変換出力されます。
 

非常に短い長さの線がある場合、希に、「線分の長さが0です。:フィーチャID<->線分の長さ<○○○>フィーチャ名<LINE>31004 : LINE」というようなエラーメッセージがその回数分、表示されます。Jw_cadでは非常に短い長さの線を保存する事は出来ないようになっていますがごく希に表示される場合があるようです。仮に表示されても[OK]をクリックして無視して構わないと思われます。
 

文字

文字間隔にマイナス値を使った文字要素があると、SXFファイル保存時、「文字間隔に範囲外の値を設定しています。:フィーチャID<->文字間隔<-○○○>フィーチャ名<TEXT>31009 : TEXT」というようなエラーメッセージが文字数の回数分、表示されます。文字間隔がマイナス値の文字要素は保存されないようです。使用している文字要素の文字間隔をすべて 0 以上 にしてから再度、SXF形式で保存しなおして下さい。
・Jw_cad側で指定したフォントの「太字」は無視されます。
・特殊文字、埋込文字、均等割付文字、制御文字などのJw_cad特有の文字はその通りに表現されません。
 

ブロック図形

マイナス値倍率のブロック図形は SXF保存出来ませんので御注意下さい。
 

ラスターデータ(画像ファイル)

SXFのラスターデータ仕様には対応していないようですので御注意下さい。
 

保存したSXFファイルの内容確認

Jw_cadで保存したSXFファイルを、Jw_cadで開いて確認するのではなく、SXFビューワーを利用するようにして下さい。下記のダウンロード・コーナーで入手出来ます。
  SXFビューワー
  https://www.autodesk.co.jp/products/sxf-viewer
  https://ocf.or.jp/kentei/soft_ichiran#C2
  電子納品チェックシステム
  http://www.cals-ed.go.jp/
 
 
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