SXF形式(SFC形式/P21形式)のファイルがうまく読み込めない
まずは、SXFファイル内の各要素(線分・円弧等)を読み込んでいるかどうかを確認して下さい。メニュー『設定』≫『基本設定』の「一般(1)」画面下に表示される「線数」等が「0」か、そうでないかを見て下さい。全て「0」であれば、SXF形式ファイルは読み込めていません。「0」でない場合は、一部或いは全部が読み込めていますが現在の画面上に表示されていません。
SXFファイルを読み込めているが画面表示されていない、という事であれば、次に、背景色を変えてみて下さい。例えば、白→黒、黒→白、等。メニュー『設定』≫『基本設定』の「色・画面」画面の[背景色]ボタンをクリックして変更する事が出来ます。
SXFファイルを開こうとしてもうまく開けない場合がありますが、以下のような原因が考えられます。
●図面縮尺
≫Jw_cadではレイヤグループ毎に指定しますが、SXFファイルでの図面縮尺は、部分図で指定する事となっています。Jw_cadでのレイヤグループは0~Fの合計16個となっていますが部分図の個数制限はありません。
Jw_cad Ver.4.05a までは、16個までの部分図はレイヤグループとして読み込むようになっていましたが、Ver.4.10以降では、ブロック図形として読み込むようになっており、図面縮尺はブロック図形の倍率として表現されます。
そのため、ブロック図形が無いはずの図面であっても、図面全体がブロック化されている、というような状態となる場合があります。それが不都合な場合は、属性取得でそのブロックの倍率を確認し、レイヤグループの縮尺を指定してから(※SXFファイルを開いた直後は1/1になっている場合があります)ブロック解除を行って下さい。
●レイヤ
≫Jw_cadでは合計256レイヤ、SXFファイルも同じく合計256レイヤとなっていますが、Jw_cadでSXFファイルを開く場合、0-0レイヤは使用されない仕様となっているようで、0-1レイヤから順に読み込まれるようです。そのためレイヤNo.256の図形は 0-1レイヤとして読み込まれるようです。
●色
≫SXF対応拡張線色として読み込まれるようです。
●線種
≫SXF対応拡張線種として読み込まれるようです。
●パターンハッチング
≫読み込めないようです。
●塗り潰し
≫ソリッド図形ではなく、短い間隔(1mm?)の水平線ハッチングのように読み込まれるようです。そのため、データ容量(=ファイルサイズ)が大きくなり、描画速度も遅くなってしまうようです。
●ラスターデータ
≫読み込めないようです。
◆Jw_cadはレベル2・Ver.3.30対応
ですが、Jw_cad自身に各フィーチャに対応したデータ要素が無いものがありますので、そういったフィーチャ・データ要素は、線・円弧・文字等に分解されます。SXFレベル2・ネイティブデータとしてデータやり取りをしたい場合にはかなり難しくなると想定されますので御注意下さい。
◆Jw_cad Ver.8.10~8.24a
Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージを導入する必要があります。
又は、8.25~では不要になっていますので最新バージョンにアップデートして下さい。