ハッチングレイヤ(ペイントハッチ)って何ですか?

JW_CAD(MS-DOS版)からあった機能で、指定したレイヤの閉じた図形に、印刷時に自動的にハッチングを行う機能です。
ハッチングを行うとその線数分メモリを必要としますが、MS-DOS時代(EMS等による外部メモリも使えない時期)には、少ないメモリでも有効活用するためにこういう仕様がありました。現在(Jw_cad)は、Windows・広大なメモリ空間の有効利用が出来るため、通常は利用されません。
 
使い方は、レイヤ名を以下のようなルールで名前付けをするだけです。
1文字目「#」
2文字目「p」:塗り潰し 「t」:実点
「h」:1本線 「i」:2本線 「j」:3本線
3文字目線色No(1~8) (※MS-DOS版は,1~6)
クロスハッチングする際は a~hで指定 (a=線色No.1)
4文字目線種No(1~8)
5文字目2本線・3本線の間隔を16進数で指定(図寸)1本線の場合は0指定
0:0.05mm 1:0.1mm 2:0.2mm … a:1mm … f:1.5mm
6文字目ハッチング線の角度(15度の倍数値を16進数で指定)
0:0° 1:15° 2:30° … a:150° b:165° c:180°
7文字目ピッチを2桁の数値で指定(図寸)
00:0.5mm 01:1mm 02:2mm 03:3mm 04:4mm 05:5mm …
8文字目
★Jw_cad Ver.5.01から、ハッチングレイヤ機能が拡張されています。
既定線色による塗潰し
通常線色
「#cp」に続けて線色番号(1~8)を指定
  例:「#cp5」 線色No.5での塗り潰し
既定線色による塗潰し
SXF対応拡張線色
「#cp」に続けて線色番号(線色番号+100:101~356)を指定
  例:「#cp105」 SXF線色No.5 での塗り潰し
任意色による塗潰し
分割間隔 0.05mm
「#c」に続けて任意色RGBコードを指定
  10進数指定:黒「#c0」~白「#c16777215」
  16進数指定:黒「#c#0」~白「#c#ffffff」
任意色による塗潰し
分割間隔 0.02mm
「#C」に続けて任意色RGBコードを指定
  10進数指定:黒「#C0」~白「#C16777215」
  16進数指定:黒「#C#0」~白「#C#ffffff」
ここでハッチングされる状態は、通常の画面では、見る事が出来ません。どのようにハッチングされるのかを見たい場合には、メニュー「ファイル」≫「印刷」≫[プリンタの設定]≫[OK]クリックし、印刷直前画面にしてから、印刷プレビュー表示([Shift]キー又は[Ctrl]キーを押しながら[印刷]クリック)をして下さい。
↓ レイヤ0:「#h11f210」四角のレイヤ
↓ レイヤ1:「#i11f220」円 のレイヤ
↓ レイヤ2:「#j11f215」星?のレイヤ
なお、レイヤ内にある図形は必ず閉じていなければなりません。閉じていない図形があると、印刷又は印刷プレビュー時に以下のエラーメッセージが表示されます。
JWC形式で保存をすると、JWC形式が単精度データであるために、その誤差により、図形が閉じていないと判断されてしまう場合がありますので、注意して下さい。
 
※この機能は、レイヤ名を判断して駆動するJw_cad専用の特殊機能です。その為、レイヤ名を受け渡せないコピー・切取・貼り付け、図形ファイル(JWK/JWS形式)で扱う事は出来ません。また、Jw_cad以外のCADアプリではほぼ無効だと思われますのでデータの受け渡しの際には御注意下さい。
 
 
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