寸法の設定をしたい

「Jw_win.jwf」が無い場合

「Jw_win.jwf」はあるが一時的に設定する場合

Jw_cadで作図編集を行う際の、寸法線の設定を行います。
①メニュー『設定』≫『寸法設定』を行います。
※寸法作図コマンド内では、コントロールバー上の[設定]ボタンクリックでも可能です。
 
②下記のような「寸法設定」画面が表示されます。
 寸法線の初期設定を行っておきましょう。
まずは、寸法線のうちの寸法値の文字の設定です。
文字種類寸法値の文字を、どの文字種で作図するのかを 1~10 の数値で指定します。文字種1~文字種10に相当します。文字種の設定については、文字の設定で行って下さい。
フォント寸法値の文字を、どんなフォントで作図するのかを指定します。初期状態は「MS ゴシック」になっています。選べるフォントの種類は、利用するパソコンにインストールされている日本語の Windows TrueTypeFont となります。欧文フォントは使用出来ません。フォントが少ない場合には、フォントを追加を行う事で可能となります。
斜体寸法値の文字を 斜体(イタリック体)にしたい場合にチェックを入れます。
太字寸法値の文字を 太字(ボールド体)にしたい場合にチェックを入れます。
 
次に寸法線と端点の設定です。
寸法線色寸法値線(寸法値のすぐ下の線)を、どの線色で作図するのかを 1~9 の数値で指定します。線色1~線色8、補助線色、に相当します。線色の設定については、線色の設定で行って下さい。
引出線色寸法引き出し線(寸法補助線)を、どの線色で作図するのかを 1~9 の数値で指定します。線色1~線色8、補助線色、に相当します。線色の設定については、線色の設定で行って下さい。
矢印・点色寸法値線の両端に付ける端点を、どの線色で作図するのかを 1~9 の数値で指定します。線色1~線色8、補助線色、に相当します。線色の設定については、線色の設定で行って下さい。点(黒丸)で作図する際には、線色毎の点半径によって大きさが変わりますので注意して下さい。
寸法線と
文字の間隔
寸法値線と寸法値の間をどれだけ離すのかを図寸mm値(印刷した時の紙の上での距離(mm単位))で指定します。
寸法線の
突出寸法
寸法引き出し線を、寸法値線の上にどれくらいの長さを突出させるのかを図寸mm値で指定します。
□ソリッド矢印の代わりに三角形のソリッド図形を作図したい場合にチェックを入れます。
矢印 長さ端部(端点)を矢印にした場合の、矢印の長さを図寸mm値で指定します。
矢印 角度端部(端点)を矢印にした場合の、矢印の角度を[°]単位で指定します。15と指定した場合、矢印は、-15°、+15°の2本の線で表示されます。
 
逆矢印の
寸法線突出寸法
寸法線作図時、端部を[-<]にした場合の、寸法値線の突出寸法(延長される部分の距離)を図寸mm値で指定します。※寸法線作図での始点・終点指定にて、右側→左側、上側→下側に指定すると、ここで指定する突出寸法は無効となりますので注意して下さい。
文字方向無補正寸法線作図での始点・終点指定を、逆の 右側→左側、上側→下側で行った場合、このチェックをオフにすると文字方向が補正されて、文字は正常方向となりますが、敢えてその補正を行いたくない場合に、これにチェックを入れて下さい。通常はオフ状態となります。
 
寸法値の表現方法の設定を行います。
全角文字寸法値を全角文字で表示したい場合にチェックを入れます。文字の幅(横)と高さ(縦)が同じ大きさになります。通常はチェック・オフ状態で、半角文字表示となっています。
(,)をスペース寸法値の(,)表示を「有」にしている場合、3桁毎に表示されるカンマ(,)をスペース(空白文字)に置き換える場合にチェックを入れます。
(,)を全角寸法値の(,)表示を「有」にしている場合、3桁毎に表示されるカンマ(,)を半角文字ではなく全角文字にしたい場合にチェックを入れます。上記「全角文字」にチェックが入っていても、このチェックをしないと(,)は全角文字にはなりません。
(.)を全角寸法値の小数点(ピリオド(.))を半角文字ではなく全角文字にしたい場合にチェックを入れます。上記「全角文字」にチェックが入っていても、このチェックをしないと(.)は全角文字にはなりません。
寸法単位寸法値の計測単位を、mm か m(尺単位やその他の単位にしている場合にはその単位)いずれにするかを指定します。
寸法単位表示作図する寸法線の寸法値の後ろに 寸法単位(mm 又は m等)を表示させるかどうかを指定します。
寸法値の
(,)表示
作図する寸法線の寸法値を、3桁毎にカンマ(,)を付けるかどうかを指定します。
小数点以下の
0表示
作図する寸法線の寸法値の小数点以下を、「123.00」「456.700」のように指定桁数に合わせてゼロを付けるかどうかを指定します。
小数点以下作図する寸法線の寸法値の小数点以下桁数、及び、その丸め方法を指定します。
半径(R)、
直径(φ)
作図する半径寸法線・直径寸法線の寸法値に、それを示す「R」や「φ」を付けるかどうか、付ける場合には寸法値の前に付けるのか後ろに付けるのか、を指定します。
角度単位作図する角度寸法線の寸法値を、度(°)形式(12.45678°等)にするのか、度分秒形式(12°34′56″等)にするのかを指定します。
度形式にした場合は、単位「°」を付けないかどうかのチェック(付けない場合にチェックオン)、小数点以下桁数の指定も併せて行います。
引出線位置・
寸法線位置指定
寸法線を[=(1)]及び[=(2)]で作図する際の、引出線位置を図寸mm値で指定します。
指示点からの
引出線位置
寸法線を[ - ]で作図する際の、マウスクリックする始点・終点位置からどれだけ離して引出線を作図させるか、を図寸mm値で指定します。
累進寸法累進寸法線を作図する際、基点に円を作図する場合には「□基点円」にチェックを入れ、その円の半径を図寸mm値で指定します。円を作図しない場合には点が作図されます。
「□文字高位置中心」にチェックを入れると、寸法値は引出線の端に、中央高さ合わせ状態で作図されます。
 

寸法図形

寸法線には、寸法属性を持つ線要素+文字要素、というパターン(従来パターン)と、寸法図形要素というパターン(新パターン)があります。寸法図形にしていると、寸法線を付けた図形を拡大したり変形したりすると、寸法値の内容がそれに併せて自動的に変更されます。従来パターンでは寸法値内容は変わりませんのでもしそれに気付かないでいるとトラブルの元になる場合があります。
寸法図形で作図すると一部の細かい動きが従来パターンと違ってしまいますが、是非とも、寸法図形で作図する事に慣れるようオススメします。
寸法図形を扱うには、
「□寸法線と値を【寸法図形】にする。円周、角度、寸法値を除く」
にチェックを入れます。
 
寸法図形要素には、作図する際の寸法設定内容も保持されています。
「□寸法図形を複写・パラメトリック変形等で現寸法設定に変更」
にチェックを入れると、寸法図形を複写・変形時にその時の寸法設定に合わせて再設定された状態で再作図されます。チェックオフ状態では、寸法図形を作図した時の設定状態のまま寸法値内容が変わります。
 
□作図した寸法線の角度を次回の作図に継続する
のチェックを入れていない場合は、寸法線コマンドでの傾き入力欄が寸法線コマンドを実行する毎に「0」にリセットされます。
チェックを入れた場合は、前回値が表示されます。
 
□寸法をグループ化する
のチェックを入れた場合、寸法線・寸法値(又は寸法図形)・端点・寸法引出線が1つのグループ(曲線属性)としてまとめられて作図されます。
グループ化された寸法線は、範囲選択時、1クリックで選択出来たりしますので便利な場合があります。(寸法図形の場合は引出線をクリックすると1寸法線全体が選択されます)
 
設定を行ったら[OK]ボタンをクリックして下さい。
 

「Jw_win.jwf」にて設定する場合

メモ帳やスクリーンエディタ等でJWWフォルダの「Jw_win.jwf」を開いて下さい。
①「S_STR1」で検索します。「◎寸法設定」の設定を行って下さい。
S_STR1 =  2 1 0.50 0 0 "$<MS ゴシック>
#
S_STR2 =  1 0 0 1 0
#
S_STR3 =  0 0 0 0 0
#
S_SET1 =  2 1 1 0 0.00
#
S_SET2 =  3.00 15.00 0 0.75 0
#
S_SET3 =  5.00 10.00 0.00 5.00 3.00 0.00
#
S_SET4 =  0 0 4 0 0 0
#
S_SET5 =  30 45 -30 -45
「Jw_win.jwf」を上書き保存・終了し、Jw_cadを起動して下さい。
 
 
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