文字の設定をしたい
Jw_cadで作図編集を行う際の、文字の設定を行います。
Jw_cadは、10個の文字種(利用出来る文字種類パターン)を持っており、文字設定として指定・保持をする事が出来るようになっています。
文字種の標準状態は、
種類 | 横 (mm) | 縦 (mm) | 間隔(mm) | 色No. |
文字種1 | 2 | 2 | 0 | 1 |
文字種2 | 2.5 | 2.5 | 0 | 1 |
文字種3 | 3 | 3 | 0.5 | 2 |
文字種4 | 4 | 4 | 0.5 | 2 |
文字種5 | 5 | 5 | 0.5 | 3 |
文字種6 | 6 | 6 | 1 | 3 |
文字種7 | 7 | 7 | 1 | 4 |
文字種8 | 8 | 8 | 1 | 4 |
文字種9 | 9 | 9 | 1 | 5 |
文字種10 | 10 | 10 | 1 | 5 |
となっています。
「横」は、文字幅です。図寸mmで指定します。(図寸=印刷した時の大きさ)全角文字の文字幅を指定します。半角文字の場合はこの半分になります。
「縦」は、文字高さです。図寸mmで指定します。
「間隔」は、文字と文字の間の間隔(距離)を図寸mmで指定します。全角文字の後ろの長さを指定する事になります。半角文字の後ろはこの半分になります。
「色No.」は、表示する文字の線色の番号を指定します。1は線色1,2は線色2、を示します。9は補助線色です。実際に表示/印刷される色については、線色の設定を行って下さい。
よく利用する文字のパターンをここで設定しておき、文字種1~文字種10として利用します。文字種10パターンで足りない場合には、任意サイズ(フリーサイズ)として文字作図する事が出来るようになっています。任意サイズの設定はこの画面上にはありません。
「Jw_win.jwf」が無い場合
「Jw_win.jwf」はあるが一時的に設定する場合
①メニュー『設定』≫『基本設定』
②「文字」タブをクリックします。
複雑で混み入った図面を作図するようになると、文字の上に線がのってしまって文字が見難いという状態になった場合には、「□文字の輪郭を背景色で描画」や「□文字列範囲を背景色で描画」にチェックを入れたり、「□文字(寸法図形、ブロック図形)を最後に描画」にチェックを入れる事で、文字を見易くする事が出来るようになります。(※現在バージョンでは、「□文字の輪郭を背景色で描画」「□文字列範囲を背景色で描画」のチェックは寸法図形の寸法値には有効となりません)
各設定を行ったら[OK]ボタンをクリックして下さい。
「Jw_win.jwf」にて設定する場合
メモ帳やスクリーンエディタ等でJWWフォルダの「Jw_win.jwf」を開いて下さい。
①「MWIDE」で検索します。「文字サイズの既定値設定を記述します。」の設定を行って下さい。
MHEN = 0 "$<MS ゴシック>
# [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]
MWIDE = 2.0 2.5 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0
MHIGH = 2.0 2.5 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0
MDIST = 0.0 0.0 0.5 0.5 0.5 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
MPEN = 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5
「Jw_win.jwf」を上書き保存・終了し、Jw_cadを起動して下さい。
文字作図例
以下は、例として、設定した文字設定で 文字を作図してみます。
①文字を作図するコマンドを実行します。メニュー「作図」≫「文字」を実行するか、又は、ツールバーの「文字」ボタンをクリックします。
②画面左上にあるコントロールバー上の[ [3] W=3 H=3 D=0.5 (2) ]ボタンをクリックします。(文字種3、横=3mm、縦=3mm、間隔=0.5、色No.=2を示します。この内容は現在の文字作図設定を示し、その時の状況に依ります)
③これから作図する文字の設定を行います。
どの文字種を使うのか、それとも任意サイズを使うのか、任意サイズの場合には文字の幅(横)、高さ(縦)、間隔、色No.はどうするのか、
どんなフォントで文字を作図するのか、文字を斜体(イタリック)にするかどうか(する場合にはチェック)、文字を太字(ボールド)にするかどうか(する場合にはチェック)を決めて[OK]ボタンをクリックします。
④文字入力画面で、作図する文字内容を入力します。
全角文字(漢字、日本語)を入力する場合には、[Alt]キーを押しながら[半角/全角]キーを押します。(設定によって[半角/全角]キーだけで可能となる場合などあります)
⑤文字を作図する位置をマウスで指示します。
文字がどれくらいの大きさで作図されるのかが仮表示色ボックスで確認出来ます。現在の画面拡大縮小倍率などによってこの仮表示色ボックスの大きさは変わります。
⑥文字を作図しました。
※なお、文字設定は、JWW形式図面ファイル内に記録されます。
JWW形式図面ファイルを開いた際、そのファイル内に記録された文字設定が読み込まれ、現在の文字設定は破棄されますので御注意下さい。(「Jw_win.jwf」に登録している場合は次回起動時「Jw_win.jwf」の文字設定が読み込まれます)